現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。

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現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。

  • 吉岡 乾【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422390031
  • NDC分類 804
  • Cコード C0080

出版社内容情報



ブルシャスキー語、ドマーキ語、コワール語、カラーシャ語、カティ語、ドマー語、シナー語……。
文字のない小さな言語を追って、パキスタン・インドの山奥へ――。

著者は国立民族学博物館に勤務するフィールド言語学者。パキスタンとインドの山奥で、ブルシャスキー語をはじめ、話者人口の少ない七つの言語を調査している。調査は現地で協力者を探すことに始まり、谷ごとに異なる言語を聞き取り、単語や諺を集め、物語を記録するなど、その過程は地道なものである。現地の過酷な生活環境に心折れそうになりつつも、独り調査を積み重ねてきた著者が、独自のユーモアを交えつつ淡々と綴る、思索に満ちた研究の記録。

内容説明

著者は国立民族学博物館に勤務するフィールド言語学者。パキスタンとインドの山奥で、話者人口の少ない七つの言語を調査している。調査は現地で協力者を探すことに始まり、言語を聞き取り、単語や諺を集め、物語を記録するなど、その過程は地道なものである。現地の過酷な生活環境に心折れそうになりつつも、独り調査を積み重ねてきた著者が、独自のユーモアを交えつつ淡々と綴る、思索に満ちた研究の記録。

目次

0(遙かなる言葉の旅、遙かなる感覚の隔たり;表記と文字のこと)
1(フィールド言語学は何をするか;インフォーマント探し ほか)
2(好まれる「研究」と、じれったい研究;バックパッカーと研究者 ほか)
3(なくなりそうなことば;ドマー語、最後の話者 ほか)

著者等紹介

吉岡乾[ヨシオカノボル]
国立民族学博物館准教授。専門は記述言語学。博士(学術)。1979年12月、千葉県船橋市生まれ。2002年5月、東京外国語大学大学院博士課程単位取得退学。同9月に博士号取得。博士論文の題は「A Reference Grammar of Eastern Burushaski」。2014年より、現職。大学院へ進学した2003年よりブルシャスキー語の研究を開始し、その後、パキスタン北西部からインド北西部に亙る地域で、合わせて七つほどの言語を、記述的に調査・研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

59
フィールド言語学。話者が少なく文字もない絶滅危惧の言語が話されている現地を調査し記録する学問。ブルシャスキー語はパキスタン北部の孤立言語。その他ドマーキ語などいくつか解説があるがそれぞれ2頁見開き程度。学習するには足りない。辺境滞在記というにも情景描写が少ない。都度思ってることなどが綴られるが強い主張でどこかに持っていかれる心配もない。読んで何かの役に立ったのか?解説しようとすると言葉が出ない。あれは何だったのかと考えてその世界に浸っている。居心地は悪くない。読後の思索はいつだって途中。遥かなる旅は続く。2023/10/12

しゃが

47
『なくなりそうな世界のことば』の著者であるフィールド言語学者の研究記録や紀行文といってもいいのか。パキスタンとインドの山奥での話者人口の少ない七つの言語についてのフィールドワークの記録は専門的だが、用例がわかりやすい。文系の私としてはそれよりも今の文系の研究や言語学の取り巻く環境が興味深かった。ユーモアを含んだ独特の表現ではあったが、研究者としての矜持が感じられてよかった。今の日本の社会を大きくは「悍ましいい視野狭窄に陥ってしまう」ことを危惧していたことも印象的。2020/01/08

あじ

39
言語調査出発前から家に帰りたいと願いつつ「何を仕事と考えているかと言えば、消滅する前に言語を記録すること」─パキスタンやインドの山奥に出向き、話者の少ない七つの言語を調査する、その人が筆者だ。「多言語が話したくて調査しているのではない、言語の仕組みが知りたいだけ」。だから私たちは『手話』に日本手話と日本語対応手話があることを知る。アイヌ語の現状を憂ふだけ憂ふ。コミュニケーションに臆病であるほど、知らない言語が多すぎる。そのフィールドにチェックイン。◆次に読むなら─『なくなりそうな世界のことば』吉岡乾/著2019/11/15

サアベドラ

27
ちょっとひねくれ者の言語学者による、フィールド調査での体験や研究対象のマイナー言語に関することなどを綴ったエッセイ。2019年刊。研究地域は主にパキスタン北部~インド北西部の谷間の山村で、研究言語は系統不明のブルシャスキー語や周囲のインド・イラン語派の少数言語など計7言語。飛行機や車を何時間も乗り継いで現地に入り、インフォーマントを見つけて質問や会話をしながら自分の耳で単語や伝承を聞き取り、収集するという作業。大変だけどすごく楽しそう。こんな題名だけどこの人絶対現地大好きでしょとツッコミを入れるほかない。2019/10/17

rosetta

26
SNSで複数の知人が紹介していたので読みたくなった。研究書ではなく軽いエッセイ。学者と言うと堅苦しいイメージがあるかもだけど、この方はとてもチャーミング。全ページもれなくユーモアに満ち溢れていて言語学に興味がなくてもとても楽しく読める。興味があればなおさらいいけど。カシミール地方を中心にした少数言語を研究対象にフィールドワークをしているから辺境作家の高野秀行さんにも共通するならではの苦労話も多く、時に辛辣に時に生暖かく訪れた村の人達や学問分野を語る。自分では絶対行ってみたくはないけど。2022/03/27

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