シリーズ「あいだで考える」<br> ホームレスでいること―見えるものと見えないもののあいだ

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シリーズ「あいだで考える」
ホームレスでいること―見えるものと見えないもののあいだ

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784422360188
  • NDC分類 K368
  • Cコード C0336

出版社内容情報



シリーズ「あいだで考える」

不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。



著者は公園のテントに20年以上暮らし、ほかのホームレスたちと共に生きる場をつくりながら、ジェントリフィケーションやフェミニズム、貧困などをめぐる活動をしてきた。本書では、公園や路上での生活や、ほかのホームレス女性たちとの営み、街の再開発とそれに伴うホームレスの追い出し、ホームレスへの襲撃などを伝え、現代社会の風景の中の「見えているのに見えないことにされているもの」「隠されているもの」「消されたもの」について、読者に語りかける。(装画:いちむらみさこ)

内容説明

公園や路上での生活、ほかのホームレス女性たちとの営み、街の再開発と追い出し、ホームレスへの襲撃、「公共の場所」と分けあうつながり。理由や事情はちがっても、みな、生きるためにここにいる。10代以上、すべての人に。

目次

1章 公園のテント村に住みはじめる(どの地図にも載っていない村;物々交換カフェ「エノアール」と「絵を描く会」;女性のためのティーパーティー)
2章 ホームレスでいること(公園や路上での暮らし;ホームレス女性の集まり「ノラ」;街の再開発とホームレスの追い出し;石を投げてきた中学生と話したこと)
3章 わたしたちのゆれる身体(なぜ、公園や路上にとどまるのか;土地の所有、物の所有;ゆれる体)
4章 切り抜けるための想像力(「R246星とロケット」と「246キッチン」;壁をよじのぼる野宿者たち;見えるものと見えないもののあいだで)
手紙 少し離れたそこにいるあなたへ

著者等紹介

いちむらみさこ[イチムラミサコ]
2003年から東京都内の公園のブルーテント村に住み、仲間と共に物々交換カフェ「エノアール」を、また、ホームレス女性のグループ「ノラ」を開く。国内外でジェントリフィケーションやフェミニズム、貧困などをめぐる活動をしている。公園に住んでいたホームレスの女性の遺したノートをまとめた『小山さんノート』(エトセトラブックス)編者の「小山さんノートワークショップ」メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

82
シリーズ「あいだで考える」の1冊。著者は、2003年から東京都内の公園のブルーテント村に住み、仲間と共に物々交換カフェ「エノアール」、ホームレス女性のグループ「ノラ」を主宰し活動するいちむらみさこさん。多くの人にとってホームレスには「なりたくない」と思うのがふつうだ。ホームレスがどんな生活をしているのか、想像はできても、見えるはずのホームレスを目の前にして、無関心に素通りしていく。→2025/01/10

こばまり

35
『小山さんノート』に続いて新鮮な視点を与えてくれる一冊だ。筆者は同ノートワークショップにも関わっていた方。渇望の下に自らホームレスになることを選ぶ人もいる。そもそもホーム・レスなのか。流行りの「多様性」から弾き出されてしまう人々もいることに思いを致す。2025/04/10

鷺@みんさー

30
「ホームレス」のステレオタイプに一石を投じる、女性でテント村生活者の作者。ホームレスになる理由は人それぞれだが、彼女は幼い頃から理不尽な「権威・体制」に巻かれることを良しとせず、過酷な競争社会で機械の部品のように賃金労働にあくせくし、家賃のために食事を削り、「働くことが善」「生活苦は自己責任」の論調に窒息しそうになって、テント村に来た。大変だがあの頃よりずっと豊かな暮らし、と彼女は言う。貨幣のない物々交換の場、女性ホームレスの会、誰かが襲撃されたら皆で孤独にさせないように駆けつけること。2025/05/16

空猫

23
…社会人として決められた時間働き、賃金を得、社会貢献すべきである。その為に子どもの頃から競争し、上を目指して成長せねばならない。家、土地を、定職を持つ事が「普通」である。そこからはみ出した人は排除されても仕方がない…登校拒否やジェンダーレス、、、は市民権を得つつあるが、彼らは未だに「無いもの」とされている事に切り込んだエッセイ。著者はもう20年以上ホームレスだと言う。古来よりロマ(ジプシー)や各地を転々とする旅芸人は居たわけで。定住しない、家に居たくない人も居るわけで。彼らは生きているだけなのだが⋯。 2025/09/15

はち

16
ほのぼのする本かと思ったら大間違い。ホームレス生活20年の彼女が伝えたいことの半分以上私は理解できていないだろう。女性の性被害や、一般人からの襲撃、公園からの追い出しのことなどが述べられており、一旦行政が勧めるアパートなどを利用したら?と思うのだが、それは違うのだと、、じゃあ、何を望んでいるの?どうしたいの?と私はイラついた気持ちにもなった。きっともっと奥深い、軽蔑や憎悪をなくして個人の存在や価値を尊重してほしい。自由な生き方を認めてほしいということなのかもしれない。歩み寄ることを拒まれると難しいよなぁ。2024/12/10

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