出版社内容情報
【解説】
アルツハイマーやうつ病など、お年寄りの８割以上が精神に病気を抱えている。つまり、幸せな老後を送るために本当に必要とされるのは、心のケアなのである。お年寄りの理不尽な行動が心の病によることを理解できれば、介護者の負担も軽減できる。病気の解説、対処法のみならず、家族への援助のしかた、職員の教育法まで、老人の心のケアにまつわる問題全般を事例をもとに解説した本書は、老人精神医学の初の実用的な入門書である。
内容説明
アルツハイマー、うつ病など、お年寄りの実に８割以上が精神の病を抱えている。また介護者の側も、心の病の存在を知らないまま、お年寄りの理不尽な行動・要求に悩まされてはいないか。これまで注目されることの少なかった、お年寄りの心の問題に焦点を当てた、心の介護のための初の実用的入門書。
目次
長期療養施設における精神問題
心理テスト
痴呆
せん妄
気分障害と不安障害
自殺をする入所者
疑い深い入所者
人格障害の入所者
老人精神薬理学
向精神薬の適切な使い方
問題行動の治療
入所老人の精神療法
老人施設における精神衛生教育の実際
精神科専門ナースによる介護職員への支援
家族の苦しみとその援助
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