出版社内容情報
【解説】
老人ホームなど福祉施設は従来公的補助「措置」を受けて運営され、決算も公的機関への報告を目的とした方式だったが、2001年4月より、新会計基準が示され、一般企業と同じ決算書を作成することとなり、各施設ともとまどった。本書は決算書の基本的考え方から、その実際、決算書の見方、論点、さらにこれからの福祉施設の進むべき方向性まで、わかりやすく解説、現実的アドバイスと示唆に富む。福祉関係者必読の書。
【目次】
「福祉改革」から「福祉革命」の時代へ
介護保険導入と「措置の時代」の終焉
介護保険をめぐる動き
行政側のスタンスの変化
介護報酬は見直されるか
精神障害者が障害福祉の対象に
本来のコミュニティケアが意味するもの
障害福祉の現状
授産施設の変化
厚生労働省発足の影響
保育バウチャー制度導入への動き
保育所への民間参入
新会計基準の導入
メガ・コンペティションの時代
スウェーデンの事例
ふたつのCと4つのP
サービスマーケテイングとマーケティングリサーチ
ホテルのサービスに学
内容説明
ある調査では、福祉財務三表の数字が合っていた法人は3割にすぎないという。これは、会計処理上の不手際という以前に、新会計基準への移行という状況の大変化が社会福祉法人自体に充分に理解されていないからではないか。そこで本書は、新会計基準の初歩から、財務とは何か、さらに経営分析の進め方まで、幅広い内容とした。
目次
「福祉改革」から「福祉革命」の時代へ
「新会計基準」はどう一元化されるか
経営のための貸借対照表の読み方
貸借対照表の分析
事業活動収支計算書の読み方
新会計基準による福祉財務戦略
著者等紹介
小室豊允[コムロトヨチカ]
ニューヨーク州コーネル大学法律大学院に客員研究員として勤務後、大阪府立大学社会福祉学部助教授を経て、姫路独協大学経済情報学部教授に転じ、同大学地域センター長、経済情報学部長、大学院研究科長を歴任。1999年~2001年、姫路独協大学学長を務める。老人ホーム、保育所、障害施設など福祉問題の第一人者。世界の福祉事情をつぶさに学び国際的視野から発言するとともに、日本の福祉政策に積極的に関与し、全国社会福祉協議会の社会福祉施設運営指針検討委員会委員長を務めたほか、厚生労働省はじめ行政の審議会・委員会など多くの役職を務めて、具体的政策への提言を行う。テレビ、ラジオなどのレギュラー番組を持って意欲的な啓蒙活動を行うなど、まさに八面六臂の活躍
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