アンゲラ・メルケル演説選集―私の国とはつまり何なのか

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アンゲラ・メルケル演説選集―私の国とはつまり何なのか

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  • サイズ 46判/ページ数 80p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422320328
  • NDC分類 312.34
  • Cコード C0036

出版社内容情報



演説を通じて見える、統一ドイツの在り方
ドイツ初の女性首相として2005年から16年にわたり政権を握ったアンゲラ・メルケル。
旧東独出身の物理学者らしく、派手なパフォーマンスはほとんどせず、事実に即した淡々とした言動が特徴的だった。
本書は、彼女の幾多の演説の中から特に印象的な3編を、旧東独の老舗出版社編集長が厳選した選集である。
日本版には豊富な訳注と解説を追加し、演説を通じて、激動の世界情勢におけるメルケル政権、そして統一ドイツの在り方を振り返る。

***

アンゲラ・メルケル(Angela Dorothea Merkel)

ドイツ第8代連邦首相(2005~2021年)。
1954年、旧西ドイツ・ハンブルクで福音主義教会牧師の父と英語教師の母との間に生まれ、生後間もなく旧東ドイツに移住し、ブランデンブルク州テンプリーンで育つ。
ライプツィヒ大学で物理学を学んだ後、ベルリンの科学アカデミーに勤務。
1986年、博士号を取得。1989年のベルリンの壁崩壊を受けて政治の世界に足を踏み入れ、ドイツ統一直後の1990年12月の連邦議会選挙でキリスト教民主同盟(CDU)から出馬し当選。コール政権で女性・青少年相、環境・自然保護・原発保全相を歴任した後、2000年にCDU代表に就任。
2005年、女性としてはドイツ初の連邦首相就任を果たす。
その後、ユーロ危機、難民受け入れ、COVID-19流行など数々の難局に対応しながら4期16年にわたる長期政権を維持し、2021年12月に退任、政界からも引退した。

目次
〈おもな目次〉

1 私の国とはつまり何なのか
  (ドイツ統一記念日 における演説、2021年10月3日、ハレ/ザーレ にて)

2 私たちはできる!
  (夏季記者会見における冒頭演説からの抜粋、2015年8月31日、ベルリンにて)

3 私の国の国家理性
  (イスラエル国会(クネセト)における演説、2008年3月18日、エルサレムにて)

原書編集後記

解説(木戸衛一・大阪大学大学院国際公共政策研究科教授)

訳者あとがき(藤田香織)

藤田 香織[フジタ カオリ]
翻訳

木戸 衛一[キド エイイチ]
解説


内容説明

「壁」の崩壊と再統一を経験した東独出身者として、またドイツ初の女性首相として16年にわたり政権を担ったアンゲラ・メルケルは、実直な態度と手堅い手腕で国内外に存在感を示した。公の場で個人的な思いを語ることはほとんどなかったが、その根底には自由と民主主義への強い信念があった。冷静で合理的な元首相が自身の信念を率直に語り、ドイツ国民の心を動かした、自由と民主主義をめぐる3つの演説。そこから浮かび上がる、統一ドイツの「現在の姿」とは。

目次

私の国とはつまり何なのか
私たちはできる!
私の国の国是

著者等紹介

メルケル,アンゲラ[メルケル,アンゲラ] [Merkel,Angela Dorothea]
ドイツ第8代連邦首相(2005~2021年)。1954年、旧西ドイツ・ハンブルクで福音主義教会牧師の父と英語教師の母との間に生まれ、生後間もなく旧東ドイツに移住し、ブランデンブルク州テンプリーンで育つ。ライプツィヒ大学で物理学を学んだ後、ベルリンの科学アカデミーに勤務。1986年、博士号を取得。1989年のベルリンの壁崩壊を受けて政治の世界に足を踏み入れ、ドイツ統一直後の1990年12月の連邦議会選挙でキリスト教民主同盟(CDU)から出馬し当選。コール政権で女性・青少年相、環境・自然保護・原発保全相を歴任した後、2000年にCDU代表に就任。2005年、女性としてはドイツ初の連邦首相就任を果たす。その後、ユーロ危機、難民受け入れ、COVID-19流行など数々の難局に対応しながら4期16年にわたる長期政権を維持し、2021年12月に退任、政界からも引退した

藤田香織[フジタカオリ]
大阪外国語大学外国語学部日本語学科学士課程修了、大阪外国語大学大学院言語文化研究科日本語学専攻(日本語教育)修了。1998年4月よりドイツ、デュッセルドルフ大学現代日本研究科日本語専任講師

木戸衛一[キドエイイチ]
1957年、千葉県柏市生まれ。東京外国語大学卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学、ベルリン自由大学博士。大阪大学大学院国際公共政策研究科教授。ライプツィヒ大学・ボーフム大学客員教授を歴任。日本平和学会理事。ドイツ現代政治・平和研究専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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旅するランナー

218
①2021年のドイツ統一記念日に行った首相としての最後の演説、②2015年に移民に対して国境を解放したままにするという決定を伝えた演説、③2008年にイスラエル国会で行った演説。東ドイツ出身なだけに「民主主義とはそこにただ存在しているのではなく、私たちは日々繰返し、共に民主主義のために努力しなければならない」という言葉に説得力がある。過去の過ちを真摯に認める姿勢も素晴らしい。そして「出逢いに臆病にならず、お互いに興味を持ち、自分のことについて語り合い、違いを認めて下さい」という教えは心に刻もうと思います。2022/12/16

樋口佳之

58
CDUの社民化というお話もあったけども、やはり一流の保守政治家だったのだなと思いました。彼女を引き上げたコールの存在も大きいと思う。現在のドイツができてまだ40年位なのだという事に改めて意識することができました。ご紹介に感謝です。メルケルさんの演説本というと、宗教演説のものもあります。https://bookmeter.com/books/13162919 なんと言ってもCDUの党首だし。こういう所はホント日本とは違うなあ。2022/12/19

風に吹かれて

26
「私たちが民主主義を必要としているのと同じく、民主主義も私たちを必要としているのです。民主主義とはそこにただ存在しているのではなく、私たちは日々くりかえし、ともに民主主義のために努力しなければならないのです。」(「ドイツ統一記念日における演説」(2021.10.3))、そして「多様性と相違こそが生きた自由の形の表れ」(同)という。それこそが東ドイツ出身の首相として2021年12月に政界から身を引いたメルケルの信条であり、国内では批判もあった「難民に壁を作らない」という姿勢につながったのだろう。 →2022/10/15

ykshzk(虎猫図案房)

19
メルケル氏を指導者として尊敬していた。冷静な態度や、徹底した公私の切り分け方など、女性として見習いたい点も沢山あった。難民問題に際しての「目の前で困っている人に手を差し伸べない国は、私の国ではありません」というような内容の演説が印象に残っていて、こちらを借りてみる。「私の国」がどんな国であるかを考えるには、エルサレムで行われた、イスラエル国会での演説に大きな手掛かりがあるように感じた。歴史的責任を背負う国はドイツだけでは無い。それを踏まえて、個々人でも世界規模の共通認識を持つことの必要性を改めて感じる。 2022/11/08

ソングライン

18
2021年に政界を引退した前ドイツ首相アンゲラ・メルケルの3つの演説が載ります。一つは引退直前のドイツ統一記念日のもので、東ドイツ出身者から見た平和革命で得られた自由の尊さと西ドイツの優越性について真摯に語り、移民問題に揺れた2015年では人道主義を貫く覚悟を見せ、イスラエル国会での演説では自国で行われた大量虐殺は東ドイツ時代は西ドイツがやったことと教えられたと正直にのべ、未来永劫許されることのない歴史的責任であると認めています。自由、民主主義、そして人間の尊厳の尊重を主張しています。2023/03/07

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