出版社内容情報
現代国際政治に対する鋭い分析と考察で知られる著者が、国家運営に不可欠かつその運命に決定的な影響をもたらす外交について、豊富な具体例に基づいて初学者向けに解説。
アメリカ独立革命、二つの世界大戦、イラク戦争など歴史上の重要な事例から「外交の実際」を浮き彫りにするとともに、外交のもつ歴史的価値を解き明かす。
2030年代以降の外交を読み解くための羅針盤。
内容説明
外交は、厄災に対する最初にして最後の防衛線である―国家運営に不可欠かつその運命に決定的な影響をもたらす外交。本書では、アメリカ独立革命、二つの世界大戦、イラク戦争など実例に基づいて外交の本質を考察、その歴史的価値を解き明かす。現代国際政治に対する鋭い分析と将来展望に対する驚くべき洞察は2030年代以降の戦争と外交を読み解くための羅針盤となろう。
目次
第1章 外交の進化
第2章 アメリカ独立革命の外交
第3章 第一次世界大戦とヴェルサイユの外交的起源
第4章 スターリンとチャーチルがヨーロッパを分割した夜
第5章 ジョジ・W・ブッシュとイラク戦争
第6章 グローバル化時代の外交
著者等紹介
シラキューサ,ジョセフ・M.[シラキューサ,ジョセフM.] [Siracusa,Joseph M]
ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT大学)教授。核兵器の問題を含む冷戦史や米外交史に関する研究で著名
一政祐行[イチマサスケユキ]
防衛研究所政策研究部サイバー安全保障研究室長。国際基督教大学教養学部国際関係学科卒業、大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了。博士(国際公共政策、2007年)。日本国際問題研究所軍縮・不拡散促進センター研究員等を経て現職。平和・安全保障研究所(RIPS)安全保障研究・奨学プログラム14期フェロー、ケンブリッジ大学政治国際関係学部客員研究員を歴任。著書『核実験禁止の研究―核実験の戦略的含意と国際規範』(信山社、2018年。2019年度国際安全保障学会・第31回最優秀出版奨励賞(佐伯喜一賞)受賞)ほか
石津朋之[イシズトモユキ]
防衛省防衛研究所戦史研究センター主任研究官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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