出版社内容情報
現代国際政治への深い洞察で知られ、冷戦史にも通暁する著者による核問題の入門書。核兵器の原理および開発から、冷戦期以降の米ソの戦略、核抑止と核兵器削減交渉を含む軍備管理、ミサイル防衛政策まで、核兵器とそれをめぐる国際政治の論点を初学者向けに解説する。ふたたび国際政治の中核に戻ってきた核兵器について、その背景と基本的な問題を知るうえで最適の一冊。
内容説明
ポスト冷戦の世界は、全くもってポスト核兵器の世界ではない―冷戦の終結に伴い、一時は歴史の後景に退いたかにみえた核兵器。だが、核兵器はふたたび国際政治の中核に戻ってきた。本書では、核兵器の原理・開発から、冷戦期以来の米ソの戦略と核抑止、核兵器の制限・削減の試み、ミサイル防衛政策まで、核兵器とそれをめぐる国際政治の論点を初学者向けに解説する。
目次
第1章 核兵器とは何か?
第2章 爆弾を作る―マンハッタン計画
第3章 生か死かの選択
第4章 水爆への競争
第5章 核抑止と軍備管理
第6章 スター・ウォーズと後継者たち
第7章 ポスト冷戦期
著者等紹介
シラキューサ,ジョセフ・M.[シラキューサ,ジョセフM.] [Siracusa,Joseph M.]
ロイヤル・メルボルン工科大学教授。核兵器の問題を含む冷戦史や米外交史に関する研究で著名
栗田真広[クリタマサヒロ]
防衛省防衛研究所政策シミュレーション室主任研究官。一橋大学社会学部社会学科卒業、同大学院法学研究科法学・国際関係専攻博士課程修了(法学博士)。国立国会図書館調査及び立法考査局外交防衛課調査員、防衛省防衛研究所地域研究部アジア・アフリカ研究室主任研究官等を経て、2022年より現職
石津朋之[イシズトモユキ]
防衛省防衛研究所戦史研究センター主任研究官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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