満洲電信電話株式会社―そのメディア史的研究

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満洲電信電話株式会社―そのメディア史的研究

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422300672
  • NDC分類 694.067
  • Cコード C1036

出版社内容情報

通信(電信電話)と放送(ラジオ)の融合を目指し、電気メディア網を構築し管理運営した満洲電電の事業を再評価する初の研究。

「満洲国」において、電気メディア網を構築し管理運営した満洲電電。その事業を、通信(電信電話)と放送(ラジオ)の融合を目指した先駆的事業として再評価する初めての研究。満洲国を物理的交通(鉄道・輸送)から精神的交通(電気・電波)への急速な移行の場として捉え、満鉄重視の史観に対し新たなメディア史的視座を提示し、インターネットを基軸に通信と放送の融合が進む、現代及び近未来をも射程に含める刺激的論考です。

〈目次〉

▽序章

▼第一章 満洲電信電話株式会社の設立と構想
 第一節 満洲電電設立前史
 第二節 満洲電電の設立前後
 第三節 満洲電電の電気通信政策の方針

▼第二章 満洲国における電気通信網の形成過程
 第一節 電信網の拡大統合過程
 第二節 電話網の構築過程
 第三節 ラジオ放送網の構築過程
 第四節 満系住民への電気通信メディアの普及
 第五節 電気通信メディアの利用実態

▼第三章 「帝国ラジオ」システム
 第一節 満洲国放送指導方針の展開
 第二節 思想戦の中の満州ラジオ
 第三節 標準音選定と言語の言霊性

▼第四章 東アジア電気通信体制の形成と瓦解
 第一節 日満通信統合の展開
 第二節 東亜電気通信協議会と東亜放送協議会
 第三節 終戦前後・留用と帰還

▽終章

 注
 あとがき
 人名索引

【著者紹介】
1981年北海道生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(教育学博士)。日本学術振興会特別研究員を経て、現在、筑波大学人文社会系助教。メディア史、歴史社会学専攻。「満洲電信電話株式会社の多言語放送政策」『マス・コミュニケーション研究』(82号、2013年1月)で日本マス・コミュニケーション学会優秀論文賞受賞。著書に『増補改訂版 戦争・ラジオ・記憶』(共著、勉誠出版、2015年)、『青年と雑誌の黄金時代』(共著、岩波書店、2015年)、『「知覧」の誕生』(共著、柏書房、2015年)などがある。

内容説明

多民族によって構成され、国境を越えて他国の電波が入り乱れる「満洲国」において、電信・電話・ラジオ放送ネットワークを構築し、一元管理した満州電電。その先駆的事業を通して、一九三〇年代日本が目指した「東亜電気通信網」の理想と現実に迫る。インターネットを基軸に通信と放送の融合が進む近未来をも射程に収める、電気の時代の画期的メディア史研究。

目次

第1章 満洲電信電話株式会社の設立と構想(満洲電電設立前史;満洲電電の設立前後;満州電電の電気通信政策の方針)
第2章 満洲国における電気通信網の形成過程(電信網の拡大統合過程;電話網の構築過程;満系住民への電気通信メディアの普及;電気通信メディアの利用実態)
第3章 「帝国ラジオ」システム(満洲国放送指導方針の展開;思想戦の中の満洲ラジオ;標準音選定と言語の言霊性)
第4章 東アジア電気通信体制の形成と瓦解(日満通信統合の展開;東亜電気通信協議会と東亜放送協議会;終戦前後・留用と帰還)

著者等紹介

白戸健一郎[シラトケンイチロウ]
1981年北海道生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(教育学博士)。日本学術振興会特別研究員を経て、筑波大学人文社会系助教。メディア史、歴史社会学専攻。「満洲電信電話株式会社の多言語放送政策」『マス・コミュニケーション研究』(82号、2013年1月)で日本マス・コミュニケーション学会優秀論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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あまたあるほし

0
名著です。2016/03/19

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