「戦後再発見」双書<br> 核の戦後史―Q&Aで学ぶ原爆・原発・被ばくの真実

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「戦後再発見」双書
核の戦後史―Q&Aで学ぶ原爆・原発・被ばくの真実

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422300542
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0336

出版社内容情報

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なぜ核兵器のない世界は実現されないのか、なぜ日本は脱原発に踏み切れないのか。Q&A形式で原爆と原発の必須知識を提供する。

体内に取り込まれた放射性物質による被曝(内部被曝)の影響はなぜこれまで軽視されてきたのか? その謎を解くには原爆と原発をめぐる「核の戦後史」に目を向けなければならない。世界に先駆けて行われた原爆開発・マンハッタン計画とは何だったのか、なぜ広島・長崎へ原爆が投下されたのか、核実験の放射能汚染による人的被害はどのように隠蔽されたのか、そしてなぜ今、日本は脱原発に踏み切れないのか。Q&A形式で原爆と原発の必須知識を提供するシリーズ第4弾。

第1部 原爆投下と戦後史の謎Q&A

講義篇「原爆投下から戦後ははじまった」

(1)広島では十四万人、長崎では七万人が原爆で亡くなりました(一九四五年十二月までに)。犠牲者には多くの子供、女性が含まれます。なぜこんな無差別爆撃が行われたのですか?
(2)原爆神話とは何ですか?
(3)ドイツ降伏後もなぜアメリカは原爆開発を続け、日本へ原爆を投下したのですか?
(4)「マンハッタン計画」とは何ですか?
(5)投下先として広島と長崎が選ばれたのはなぜでしょうか? また、なぜ一発でなく、二発投下されたのでしょうか?
(6)日本はなぜポツダム宣言を「黙殺」したのですか? すぐに受諾して降伏していれば、原爆投下はなかったのでは?
(7)結局、日本が降伏した要因は何だったのですか?

第2部 核体制と戦後日本Q&A

講義篇「機密解除文書から原発と核兵器推進体制の闇に迫る」

(1)原爆投下に対して、日本政府はどのような対応を取ったのですか?
(2)アメリカはなぜ原爆による残留放射能の存在を認めなかったのですか?
(3)内部被ばくは人体にどのような影響を与えますか?
(4)アメリカは戦後、広島、長崎に調査団を派遣して被爆地を調査しました。どんな目的で何を調査したのですか?
(5)ABCCが被爆者をモルモット扱いしたと言われるのはなぜですか。どんな調査をしたのですか?
(6)一度に一〇〇ミリシーベルト以下の被曝なら体に影響がないと聞きました。どうして一〇〇ミリシーベルトなのですか?
(7)国際原子力ムラとは何ですか?
(8)日本は国際原子力ムラの意向には逆らえないのでしょうか?

【著者紹介】
鹿児島大学教員、平和学専攻。1954年8月生まれ。北九州市小倉出身。日本平和学会理事。平和問題ゼミナールを主宰。インターネット新聞NPJに論評「時代の奔流を見据えて」を連載中。主な著作は単著『危機の時代の平和学』(法律文化社、2006年)、共著『広島・長崎への原爆投下再考─日米の視点』(法律文化社、2010年)、『闘う平和学─平和づくりの理論と実践』(三一書房、2014年)、『米国が隠す日本の真実─戦後日本の知られざる暗部を明かす』(星雲社、2015年)、編著『終わらない〈占領〉─対米自立と日米安保見直しを提言する!』(法律文化社、2013年)、『21世紀のグローバル・ファシズム─侵略戦争と暗黒社会を許さないために』(耕文社、2013年)、『核時代の神話と虚像』(明石書店、2015年)など。

内容説明

原発再稼働、内部被ばくの軽視、核不拡散条約の決裂…被ばくの実態に目を向けず、核体制の維持を目指す日米の思惑とは?戦後史の謎を解く鍵は、「核」にある!Q&Aで学ぶ原爆・原発・被ばくの真実。

目次

第1部 原爆投下と戦後史の謎Q&A(広島では十四万人、長崎では七万人が原爆によって亡くなりました(一九四五年十二月までに)。戦争中とはいえ、なぜこれほどの威力のある兵器が使われたのですか?
原爆神話とは何ですか?
ドイツ降伏後もなぜアメリカは原爆開発を続け、日本へ原爆を投下したのですか?
「マンハッタン計画」とは何ですか?
投下先として広島と長崎が選ばれたのはなぜでしょうか?また、なぜ一発でなく、二発投下されたのでしょうか?
日本は、なぜポツダム宣言を「黙殺」したのですか?すぐに受諾して降伏していれば、原爆投下はなかったのでは?
結局、日本が降伏した要因は何だったのですか?)
第2部 核体制と戦後日本Q&A(原爆投下に対して、日本政府はどのような対応を取ったのですか?;アメリカは、なぜ原爆による残留放射能の存在を認めなかったのですか?;内部被ばくは、人体にどのような影響を与えますか?;アメリカは戦後、広島、長崎に調査団を派遣して被爆地を調査しました。どんな目的で何を調査したのですか?;ABCCが、被爆者をモルモット扱いしたと言われるのはなぜですか。どんな調査をしたのですか?;一度に一〇〇ミリシーベルト以下の被ばくなら体に影響がないと聞きました。どうして一〇〇ミリシーベルトなのですか?;国際原子力ムラとは何ですか?;日本は、国際原子力ムラの意向には逆らえないのでしょうか?)

著者等紹介

木村朗[キムラアキラ]
鹿児島大学教員、平和学専攻。1954年8月生まれ。北九州市小倉出身。日本平和学会理事。平和問題ゼミナールを主宰

高橋博子[タカハシヒロコ]
明治学院大学国際平和研究所研究員(客員)。アメリカ史専攻。1969年生まれ。富山大学非常勤講師、早稲田大学現代政治経済研究所特別研究員、広島市立大学平和研究所講師をへて、現在に至る。2003年、同志社大学文学研究より博士号(文化史)取得。日本アメリカ学会、日本アメリカ史学会、日本平和学会、文化史学会、同時代史学会などに所属。広島平和記念資料館資料調査研究会委員、都立第五福竜丸展示館専門委員、日本平和学会理事、日本平和学会グローバルヒバクシャ分科会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おさむ

37
孫崎さんのアメリカ陰謀論の印象が強かった再発見双書シリーズ。米国が戦後の主導権を握るためのヒロシマ・ナガサキだった、放射線被害を隠ぺい操作することで戦後の世界の安全基準も低くした等の指摘は一部は正しいのですが、バイアスが高いとも感じます。左右両方の本をたくさん読んでバランスをとるしかないですね。2016/04/13

coolflat

18
広島・長崎の原爆投下によって、「早期降伏」と「人命救済」がなされたという説が今もなされている。これらの説は何の根拠もない。「早期降伏」説のウソとしては、原爆投下されるずっと前から日本が降伏したがっている事を米国が知っていた事が挙げられる。日本は降伏の条件として国体護持を求めていたが、米国は無視し続けた。結局、米国は原爆投下「前」には認めなかった国体護持を、原爆投下「後」には認めた。米国は原爆投下によって日本の降伏を早めたのではなく、日本の要求(国体護持)を受け入れるのを原爆投下まで引き飛ばしたという訳だ。2016/08/06

Kazehikanai

15
原爆にまつわる闇を明かす。おもしろいと言うのは不謹慎だが、黒政治の顛末が公開資料を読み解くなかで見えてくる。隠された放射能の恐怖。原爆まで待たれた終戦。戦後を見据えた政治判断は当然のこととして、その結果残酷な最期を迎え、あるいは苦しみ抜いた人々がいる。人間の愚かさを痛感させられる。政治の裏側に関しては、本書に誤りはあるだろうが、大切なのはその事実ではない。人間がもたらした現実は重たい。ヒロシマからフクシマまでを期待したが、ベールを脱いだのはビキニまで。もう少し脱がせてほしかった。2017/10/31

trazom

8
正史の裏側の暗部を抉り出した本である。木村朗さんが、原爆投下の経緯・背景と核の戦後史の見方について解説する。「原爆投下正当化論」を否定し、「対ソ威嚇(原爆外交)説」や日本人に対する人種差別や人体実験の可能性も示す。高橋博子さんは、残留放射能の存在を認めないアメリカ政府の言動と福島原発事故後の検証を放棄している日本政府の状況を紹介しながら「国際原子力ムラ」の闇を明らかにしている。ここに示されたのは反体制的な言辞であるが、これに対する体制側の反論など、情報と議論のオープン化が進むことを期待したい。2016/05/23

がんぞ

5
著者はフクシマ事故後、「児童の生え変わり歯を寄贈してもらう」ことを提案したが却下された。ストロンチウムのα線体内被曝を、人道的にも問題はなく検査できるアイデアだったが。占領軍AABCは広島で遺骨を無断で収集し、被爆後遺症死者遺族に「内蔵を提供してもらいたい」と…はだしのゲンにも出てくる/重慶爆撃を東京裁判で挙げれば、本土爆撃と原爆投下が弁護士を押さえても連想されるのは避けられない。無差別爆撃で士気を喪失させられるとの神話的認識は今も続いている/ドイツが原爆完成未満でも放射性物質散布で報復する可能性考慮…2019/11/03

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