EC―欧州統合の現在

EC―欧州統合の現在

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422300122
  • NDC分類 333.7
  • Cコード C0030

内容説明

EC=ヨーロッパ共同体は日本と貿易摩擦問題でしばしばマスコミに登場するが、その実体について、明確に知る人は少ない。ECは第1次大戦後の欧州の没落を乗り越えるためにつくられた経済的な共同体であったが、やがて加盟国の意図を越えて、既存の国家を平和裡に統合するという未曽有の歴史的な実験を押し進めることになった。本書では、歴史的背景、成立過程、機構、経済・農業・エネルギー・雇用等の政策、対外関係、政治的課題など、激しく変貌するECを多面的に把握する。

目次

序章 欧州統合の提唱者クーデルホーフ‐カレルギー
1 入門編(ECの概観;統合の歴史;経済統合の基礎)
2 ECの制度(機関;政策決定の構造;公務員制度;EC法入門;司法制度)
3 ECの政策(予算問題と財政改革;通貨統合政策;共通農業政策;共通漁業政策の成立と展開;エネルギー政策;地域政策;男女平等扱いとEC;社会保障政策;消費者保護政策の形成と展開;教育政策;情報政策の展開)
4 ECの対外関係(対途上国政策―ロメ協定;加盟国の外交政策統合への努力―政治協力;日本とECの貿易問題)
5 ECの民主化(欧州議会直接選挙制度;欧州議会と民主的統制;ECオンブズマン制度の導入構想)
6 ECの政治的課題(理事会における決議;理事会における多数決;欧州理事会の地位と役割)
7 統計から見たEC

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