行商列車―“カンカン部隊”を追いかけて

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行商列車―“カンカン部隊”を追いかけて

  • 山本 志乃【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 創元社(2015/12発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422230368
  • NDC分類 384.37
  • Cコード C0039

出版社内容情報

現存唯一の行商列車である近鉄の鮮魚列車に同行取材を敢行、その実態と行商が育んだ食文化を考察する。唯一無二の行商列車探訪記。

漁村や農村を起点に、行商人を乗せて日々新鮮な食材を都市に届ける行商専用列車。かつては各地に見られたが、モータリゼーションの進展や流通技術の発展により次第に姿を消していき、いまでは伊勢志摩と大阪上本町を結ぶ近鉄の「鮮魚列車」を残すのみ。著者はその稀少な行商に同行取材を敢行、知られざる行商の実態と歴史、さらに行商が育んできた食文化、人々のつながりを明らかにする。後世に遺すべき、唯一無二の行商列車探訪記。

はじめに――鉄道と行商

第1章 大阪の「伊勢屋」
早朝の松阪駅/一番列車の一番組/近鉄の鮮魚列車/伊勢志摩魚行商組合連合会/「伊勢屋」ネットワーク

第2章 カンカン部隊の登場
アサリ漁の村/行先は十里四方/カゴからカンへ/足がかりは大和/露店からのスタート

第3章 魚アキンドの足跡
鳥取駅前マーケット/県境を越える道/列車内での卸売/因美線の行商人/「昭和会」と山陰線の通商自治組合/老漁師たち/泊のアキンド

第4章 アキンドに生きる―魚行商体験記
賃労働からアキンドへ/統制時代の物々交換/アキンドになる/得意先の開拓、競争/シイラの季節/さまざまな交流/稼ぎとやりがい

第5章 魚を食べる文化
古代にさかのぼる水産物の流通/運ばれたアイモノ/貴重だった魚/年取りの膳と魚/節日のまなぐい/祝い魚の移り変わり

第6章 魚を待つ人びと
「伊勢屋」の常連さん/産直の先駆け/小さな流通からみえるもの/「伊勢屋」五十五年の歴史

おわりに――消え行く行商列車

【著者紹介】
1965年鳥取県生まれ。旅の文化研究所主任研究員。博士(文学)。法政大学非常勤講師。民俗学専攻。定期市や行商に携わる人たちの生活誌、庶民の信仰の旅、女性の旅などについて調査研究を行っている。著書に『女の旅――幕末維新から明治期の11人』(中公新書)、『日本の民俗3 物と人の交流』(吉川弘文館・共著)、『落語にみる江戸の食文化』(河出書房新社・共著)、『絵図に見る伊勢参り』(河出書房新社・共著)、『乾杯の文化史』(ドメス出版・共著)などがある。

内容説明

“鮮度”と“魚食文化”を担いで女たちは今日も朝一番の列車に乗る―。ワン&オンリーの民俗誌。

目次

はじめに 鉄道と行商
第1章 大阪の「伊勢屋」
第2章 カンカン部隊の登場
第3章 魚アキンドの足跡
第4章 アキンドに生きる―魚行商体験記
第5章 魚を食べる文化
第6章 魚を待つ人びと
おわりに 消え行く行商列車

著者等紹介

山本志乃[ヤマモトシノ]
1965年鳥取県生まれ。旅の文化研究所主任研究員。博士(文学)。法政大学非常勤講師。民俗学専攻。定期市や行商に携わる人たちの生活誌、庶民の信仰の旅、女性の旅などについて調査研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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けんとまん1007

28
行商。とても、懐かしい響きのある言葉。そこには、人としての心の交流がある。改めて、こうやって読んでみると、本当に大変な仕事だっということがわかる。単に、時間・体力的負担だけではないものが、そこにある。しかし、人の食を第一とした暮らしを支える、重要な役目でもあるし、季節の移り変わりを感じさせてくれる役目でもある。2018/09/22

imagine

13
近鉄に行商列車が今なお走ることを知り、消えゆく行商人を書き留めるには今しかないと焦燥感を募らせる著者。序文で傑作の予感がしたが、当にその通り。写真を撮るなと一喝され、同乗した列車では縄張りを主張され席を移動。前途多難と思われるも、伊勢屋の人々と気持ちが通じ風向きが変わる。そこからの展開は見事。豊富な資料と多岐に渡る取材から、行商の歴史はもちろん、魚を食べる文化まで丁寧にリサーチ。あとがきにあるように、現地調査でもフィールドワークでもない真剣勝負。行商へのリスペクトと緊張感が伝わり、探究心も満たされ大満足。2021/09/26

ユーさん

13
全国で唯一の存在になってしまった「行商専用列車」。学生時代の近鉄山田線の駅で、夜の鮮魚列車を見た事があります。 どの様に利用されているのか、全く分かりませんでしたが読んで納得です。非常に厳しい労働環境で伊勢大阪を毎日往復5時間通勤。頭が下がるばかり。消費嗜好の変化、労働環境の変化により、利用者が年々減少している鮮魚列車。でも利用している方々は、物凄い知識と才能を持たれた方ばかり。仕入調理販売まで全て一人乃至はご家族でこなされ、人々の五感に訴え掛ける商いをする方々です。五感を使った消費行動が廃れてないか?2017/03/03

電波時計

12
以前から気になっていた1冊。現在日本で唯一残る行商列車は伊勢志摩と大阪上本町を結ぶ近鉄の「鮮魚列車」のみ。本書では著者自らその行商列車に乗り込んで行商人に取材を敢行し、行商の歴史や食文化、行商人とお客とのつながりに触れながら、行商というかつて日本で多く見られた流通網について考えていく民俗誌的な探訪記。著者が話を聞いた行商人たちとその家族は、とても過酷な労働である行商という仕事についてとても誇りを持っているのが感じられた。2019/04/28

おおきなかぶ

8
行商を通して、人と海、海産物の関わりを追ったルポルタージュ。今日は魚が食べたくなりました。昔、実家(兵庫県明石市)まで、淡路島から軽トラックでやって来る行商のおじさんがいました。ウチはよく、卵を買っていたので、勝手に"卵屋のおっちゃん"と読んでいました。当時、阪神タイガースは1985年の日本一など想像も出来無い暗黒の時代で、「阪神が優勝したら、卵、タダにしたるわ」と言っていましたが、その日本一の年のシーズン途中から来なくなりました。あれは、偶然か?2018/11/18

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