出版社内容情報
【解説】
記紀神話の中でも猿田彦大神ほど存在感があり,謎に満ちた神はいない。国つ神なのになぜ天孫一行を案内したのか?大きな鼻は何を象徴しているのか?など数々の謎を解く。
【姉妹編】
『サルタヒコの旅』(鎌田東ニ編著、創元社刊 ISBN:4422230174)もご覧下さい。
目次
1 フォーラム(猿田彦とは誰か;謎の、サルタヒコ)
2 座談会(大地の復権、神の復権―猿田彦をめぐって(谷川健一;宇治土公貞明;鎌田東二))
3 エッセイ・論考(世界の神話からみた猿田彦;サルタヒコの伝承について;庚申信仰・道祖神信仰における猿田彦と鈿女;九州の猿田彦;神楽における猿田彦;猿田彦面の系譜)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
獺祭魚の食客@鯨鯢
30
永田町の首相官邸と背中合わせの場所に日枝神社があります。祭神は大山咋神(山王)で山と水の神です。 その境内に摂社として猿田彦神社と八坂神社があります。異形の風貌を持つ導きの神として有名ですが、私はマレビトである天皇家の祖先ニニギを導いきもてなした各地の土豪を総称しているように思います。天狗のような大きな鼻は男性器を象徴し子孫繁栄の神でもあります。 最近「猿田彦珈琲店」というカフェが繁盛していますが、美味しいコーヒーで客人(まろうど)をもてなすという点でとても理に叶った名前だと思います。2019/05/22
tama
6
図書館本 前から2/3は物凄く時間かかった。伝えるより心情を言いたいに重きが置かれてたみたい。残り1/3でいろいろ面白かった。猿田彦(&鈿女)の像は江戸時代後半から(ほぼ仙人風)。猿田彦=庚申の絵は富士山の神主が宇治土公家の軸(18世紀以後)からパクって頒布したもの。鼻は大きいが天狗じゃない。道祖神は猿田彦&鈿女、知らなかったー!!猿田彦の形のモデルは伎楽面との説。伎楽伝来は古事記・日本書紀以前とのことから同意し易い。勝手な想像を言うなら、ガネーシャの長い鼻は候補に入れときたい。 2020/11/12
Junko Yamamoto
2
天孫族以前の海人族の主神ではないか。2020/01/09
マゼンタシアン
2
猿田彦は記紀で天祖降臨の際先導を務めた土着の神、アメノウズメはアマテラスの岩戸隠れで踊りを披露した神。それが天狗&お多福の夫婦円満の神、道祖神(お地蔵様)などのルーツだと初めて知った。こちらは伊勢市猿田彦神社主催のフォーラムの内容を掲載する。熱いですね、猿田彦への愛が...。 そういえば手塚治虫・火の鳥全編に生まれ変わり繰り返し登場するサルタヒコ。人類の歴史を先導しつつ、最終的に不老不死になり人類の終焉を見送る役となるキャラクターはとっても皮肉的だ。 youtube備中神楽猿田彦の舞もとても良し。2017/10/21
mochico
2
やっと読めた。ボリュームたっぷりで読み応えあり。ここ数年、猿田彦神社へ年末にお参りしている。道開きの神様として知られる猿田彦がなぜそう呼ばれるようになったのか。アメノウズメの話とともに、盛りだくさんの情報が。2014/06/26




