出版社内容情報
【解説】
婚姻をケガレと見なす古い習俗がある。彼らの祭る神が女神であることに着目,女人禁制との関わりを解読し,花嫁衣装や産や死の白装束との関連づけ。通説を打破する論文集。
目次
第1章 婚姻を中心とした通過儀礼を媒介とする山・里・海の世界観
第2章 秋田県田代町に於ける事例研究(祝儀火忌避の民俗;女人禁制と山の神;山の論理と里の論理)
第3章 高知県物部村に於ける事例研究(異界と花嫁;花嫁の傘;ケガレとしての婚礼の火と山の神;山の「山の神」と里の「山の神」)
第4章 ケガレ論と「女性排除」論(対立概念としてのハレとケの再評価;「女性排除」と「女人禁制」)



