出版社内容情報
植物には国際的に通用する学名と、
その土地で呼ばれている名称がある。
和名シロツメクサは、
学名をTrifolium repens(イタリック体)と表記する。
英語名はホワイトクローバーで、
シェイクスピアはハニーストークス(「蜂蜜の茎」)と
かれの戯曲に書き残している。
この本は野草の英語名についての
さまざまな起源を説明する。
西暦1100年以前に使われていた
古英語に由来するもの、
フランス語やドイツ語などの
現代語から採用されたもの、
ギリシャ語やラテン語や、聖書や伝説の人物、
植物の薬効に基づいて
命名されたりもしている。
英国人が野草を見て何を考え、
なにを想像したかがよくわかる。
古い植物誌から転載した図版が美しい。
目次
古代ギリシャ・ローマの植物学者
ルネサンス期の植物学者
特徴類似説
ジェラードの本草書
植物学者を記念して
タンポポに似た花
ルースストライフとピンパーネル
古代ギリシャに由来する名称
ブルーベルとヘアベル
バチェラーズ・バトンズ
カウスリップとプリムローズ
セランダイン
草地を彩る花
シェイクスピアが記した花々
秘めやかな植物
求愛の花
イラクサとギシギシ
いがのある実とくっつく実
風とともに去りぬ
採食する技術〔ほか〕
著者等紹介
ポンティング,ジェラルド[ポンティング,ジェラルド] [Ponting,Gerald]
イングランド中南部を拠点とする作家、写真家。自然史を学ぶ一方、1974年からスコットランドのルイス島に住み、カラニッシュ遺跡のストーン・サークルを研究した
山田美明[ヤマダヨシアキ]
英語・フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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