出版社内容情報
【解説】
不可能とされたマヤ文字の解読が進んだことで、「マヤ文明の謎」の多くがいまや解明されつつある。本書では覇権をかけて激突する2つのマヤの超大国(ティカルとカラクムル)や、16代の王の詳細な事績が解明されつつある東の強国コパンなど、11のマヤの王朝の命運を、気鋭の研究者が最新の資料を駆使して再現した。「あのマヤ王国の歴史がここまでわかったのか」と歴史愛好家も驚嘆する、今までになかった斬新なマヤ学入門書。
【目次】
はじめに:マヤ文明の発見
序章:マヤ文明史-大まかな時代区分
マヤの文字と暦
マヤの王朝文化
古典期マヤの政治組織
マヤ王朝年表
ティカル
ナランホ
カラコル
カラクムル
ヤシュチラン
ピエドラス・ネグラス
パレンケ
トニナー
コパン
キリグアー
エピローグ
監修者あとがき
INDEX
参考文献
<“マヤ文明”関連書>
『図説 マヤ文字事典』(M・ロンゲーナ著 創元社 ISBN;4422202324)
『古代マヤ文明』(マイケル・D.コウ著 創元社 ISBN;4422202251)
『マヤ文字解読』(マイケル・D.コウ著 創元社 ISBN;442220226X)
『マヤ文明』(C・ボーデ/S・ピカソ著 創元社 ISBN;4422210572)
内容説明
天を衝く大ピラミッドと林立する石碑。熱帯の密林に眠る廃墟の都市を建設した伝説の王たちの事績が、近年急速に進んだマヤ文字の解読によって、ついに明らかになった。マヤの歴史学に新しい地平を開く、画期的なマヤ王朝史。
目次
ティカル
ナランホ
カラコル
カラクムル
ヤシュチラン
ピエドラス・ネグラス
パレンケ
トニナー
コパン
キリグアー
著者等紹介
中村誠一[ナカムラセイイチ]
1958年生まれ。金沢大学法学部史学科卒。現在ホンジュラス国立人類学歴史学研究所コパン遺跡保存統合計画ディレクター。専門はマヤ考古学、マヤ文明史。ラ・エントラーダ、コパン遺跡などの発掘・保存活動に従事する
マーティン,サイモン[マーティン,サイモン]
ロンドン大学考古学研究所研究員。専門はマヤ碑文学。6年間にわたってカラクムル遺跡の調査に従事。マヤの「優越王権」制度の共同研究で、新しいマヤ王朝史の見方を提唱
グルーベ,ニコライ[グルーベ,ニコライ]
テキサス大学教授、ボン大学教授。専門はマヤ碑文学。カラコル(ベリーズ)、ヤシュハ(グァテマラ)などの考古学調査に従事する。「優越王権」制度の共同研究者
長谷川悦夫[ハセガワエツオ]
1967年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。埼玉大学教養学部非常勤講師。専門は新大陸考古学
徳江佐和子[トクエサワコ]
1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在学。埼玉大学教養学部、明治学院大学非常勤講師。専門は文化人類学、アンデス先史学
野口雅樹[ノグチマサキ]
1976年生まれ。埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程在学。専門はマヤ碑文学
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感想・レビュー
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