出版社内容情報
【解説】
中国皇帝は天と地上の仲介者として、広大な領土と膨大な数の人民を支配し、神にも等しい尊敬を受けてきた。イスラム教やキリスト教など外来宗教に寛容な政策をとり、世界に開かれた大帝国の礎をつくった名君、唐の太宗。宮殿にこもり人を寄せつけず世捨て人の生活を送った、悩み多き明の万暦帝。中国の全皇帝を網羅し、彼らの個性に富んだ生涯を通して、秦の始皇帝から悲劇の満州皇帝溥儀まで2200年の巨大な文明史を読み解く。
内容説明
１５７人の皇帝を完全収録。中国皇帝は地上と天の仲介者として、広大な領土と膨大な数の人民を支配し、神にも等しい尊敬をうけてきた。秦の始皇帝から悲劇の満洲皇帝溥儀まで、彼らの波乱に満ちた生涯を通し、２２００年の長大な文明史を読み解く。
目次
第１章 初期の帝国―秦前２２１‐前２０７年、漢前２０６‐後２２０年
第２章 混乱から黄金時代へ―魏晋南北朝２２０‐５８０年、隋・唐５８１‐９０７年
第３章 繁栄と異民族の王朝―五代十国９０７‐９６０年、北宋・南宋９６０‐１２７９年、元１２７９‐１３６８年
第４章 復興から崩壊へ―明１３６８‐１６４４年、清１６４４‐１９１１年
著者等紹介
パールダン，アン［Ｐａｌｕｄａｎ，Ａｎｎ］
中国史研究家。オックスフォード大学卒。外務省から大蔵省、ＢＢＣ放送などに転じ、のちに学究生活に入る。１９７２年から１９７６年まで北京に在住し、調査研究にあたり、明の陵墓に関する研究書を著した。著書には、『明の陵墓』『中国皇帝陵の参道と陶俑』などがある
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