出版社内容情報
古代ギリシアでは、哲学者たちは神が作りたもうた宇宙の秩序を理解するために、数を研究した。幾何学の定理、黄金比、無理数の発見もすべて自然の神秘を知る手がかりを求めてのことだった。しかしその数も今では、量を表す場合でのみ使われており、秘数の教えはすっかり影をひそめてしまっている。そこで本書は、現代数学の話題を織り込みながら、魔術的な数に関する初心者向けのガイドブックとして、秘教的な数の本質と、その秘密の一端を明らかにしようと試みる。
内容説明
現代数学の話題を織り込みながら、魔術的な数に関する初心者向けのガイドブック。
目次
モナド
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3
4
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6
7
8
9
10
11
12
13から20
中世の四科
グノモンズ
時間と空間
バビロニア、シュメール、エジプト
古代のアジア〔ほか〕
著者等紹介
ランディ,ミランダ[ランディ,ミランダ][Lundy,Miranda]
数の起源や数の歴史、特に古代・中世の数学に関して長年研究を続ける
桃山まや[モモヤママヤ]
英文訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mumiu
25
ああ、数って美しい。全くポエムだ。そしてその詩情は難解だ。この美しく穏やかな波のような詩情にただ漂ってみる。数という概念が発見されたことってすごい奇跡。2019/10/18
那由多
16
夏休みだから、興味はあっても苦手な分野に挑戦してみた。数学ではなく、“数”にまつわるアレやこれやの雑学なので、「へぇ」とか「ほぉ」となる内容。ゼロの概念は、なにかが取り除かれた痕跡として生まれたというのが面白い。魔方陣は、誰が考え始めたのか知りたくなった。そうとうな数字オタクか、暇すぎた羊飼いがやり始めたんじゃないかと想像している。2019/08/09
Ayumi Katayama
12
一なるもの、正反対のもの、多数、ツーペア、命そのもの、六角形、7人姉妹、二つの四角、3×3、手の指、月と測量、天空と地球、これでおしまい。ゼロは「小石を砂の上から取り除いたあとに残された丸いへこみに由来している」。2018/05/12
josuke
6
数字について、雑学、哲学、文化、音楽その他もろもろの角度から解説している本。普段気にも止めない数について、少し親しみやすくなる。絵も綺麗で、手にとりやすく、読めばきっと貴方も数の神秘に魅力される・・かもしれません(笑)2019/12/14
おとなふみちゃん
6
ピタゴラス数、ゲマトリアが面白そう。 ・・・といったら難しそうだけど、内容の理解はさておき、絵が模様みたいできれいだったがらなんとなく読みたくなったところだけ読んだ。なかなか楽しめた。2010/09/28