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ルネ・ラリック―モダン・ジュエリーの創始者

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  • サイズ B6判/ページ数 1冊(ペ/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422214511
  • NDC分類 751.5
  • Cコード C0372

内容説明

1895年から1900年にかけ、画期的なジュエリーを次々に発表したルネ・ラリックは、「モダン・ジュエリーの創始者」の名にふさわしい。自然の神秘に驚嘆した彼は、さまざまな素材を大胆に組みあわせ、金、エマイユ(七宝)、ガラスなどをもちいて雪景色のペンダントを、雀蜂の装飾とダイヤモンドをもちいて驚くべきハットピン(帽子留め)を制作した。―目を奪うほど斬新なネックレスやブローチ、ティアラの数々。

目次

1 「ラリックの時代」
2 ラリック以前のラリック:「モダン・ジュエリー」を求めて
3 「総合芸術」としてのジュエリー
4 女性による「宇宙誕生説」の象徴的解釈
5 詩人と女優たちの友
6 自然の崇拝:植物の姿
7 動物のモチーフ
8 ジュエリー作家からガラス工芸家へ

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

90
自然を主な着想源とし、日本美術の影響も大きかったというアール・ヌーヴォー。昆虫や植物のモチーフが多いのは、それらの特徴となる再生や繁栄などの意味も込められているのだそうだ。あらためて見直してみると、一定の法則に基づいた形状をしている昆虫の繊細な美しさというものが納得できてしまう。そしてジュエリーは身につけること前提にもちろん作られているけれど、そうしなくてもただ所持しているだけで、いやそこに存在しているだけで宝なのだと思った。 2013/10/18

tera。

25
ラリックの作品で一番目にする機会が多いのは、ガラス工芸かもしれない。けれど、彼が手掛けたモダン・ジュエリーは、身につけて美しいのは勿論、芸術品としても素晴らしい。生まれ故郷のシャンパーニュ地方の動植物や、日本の浮世絵からもアイデアやヒントを得るなど、とても柔軟な発想だったからこその作品なのだと思う。手の平サイズの本だけど、折り畳んであるページを開くと、素敵な作品やデッサンを見て楽しめる装丁が面白い。2014/02/12

奥山 有為

7
なんて素敵なデザインをする人なんだろうか!江の島ちかくの香水瓶美術館で知ったんですが、東京や箱根やパリにも作品を見に行く機会があればなーーー。ハウステンボスのギヤマン美術館にもセイレーンのガラスのお皿が一点飾られていました。2014/03/12

ほむら

7
図書館でふと手にとった一冊。私はジュエリーどころかデザイナーなど何かを作り上げることには縁遠いのだが、表紙のハチとジュエリーの創始者がイコールで結ばれず、少し不思議だったが…。ジュエリーはどれも繊細でかつインパクトのあるものだと思う。虫や人物がモチーフの装飾品は付けるのがきっと躊躇われたことだろうし、ジュエリーとして個性が強すぎて似合う女性もそれこそ限られてしまうと思うが、きっと、女性がつけて始めてルネ・ラリックのジュエリーは出来上がるのだろうな。(続く)2013/01/25

coco.

3
フランスの宝石&ガラス工芸デザイナー、ルネ・ラリックの簡易入門書。『宝石細工の魔術師』と読んでも過言ではない位、彼の作品は完璧。中身は上下・左右に見開き、惜しみ無く作品を載せています。選ばれた収録品もフルカラー写真の印刷映りも、掲載数も良いです。ミュシャが宣伝広告兼、衣装提供もしていた舞台女優サラ・ベルナールに、ラリックも小道具デザイン、プライベート用アクセサリーを提供していたのには、感激しました。今で言う、夢のコラボだったんだろうなぁ。2012/10/02

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