目次
第1章 古典的な教育
第2章 成功で得た自由
第3章 旅する画家
第4章 燃え上がる風景
第5章 後世に残された作品
著者等紹介
メスレー,オリヴィエ[メスレー,オリヴィエ][Meslay,Olivier]
ルーヴル美術館学芸員。イギリス・アメリカ・スペイン絵画の担当。「フランス学士院のコレクションにおけるイギリス芸術」(フランス・シャンティイ、コンデ博物館、2004年)など、いくつもの展覧会でコミッショナーを務めた。現在、ルーヴル学院で教鞭をとっている
藤田治彦[フジタハルヒコ]
1951年生まれ。大阪市立大学大学院修了。イエール大学等で美術・建築・デザイン史研究。京都工芸繊維大学を経て、大阪大学教授、ボローニャ大学フェロー
遠藤ゆかり[エンドウユカリ]
1971年生まれ。上智大学フランス文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mai
29
昔行ったターナー展を思い出しながら読みました。また行きたいな。2017/08/11
またの名
12
船のマストに体を縛りつけさせて嵐の海を絵にするため4時間見続けたセイレーン神話ばりの努力を惜しまなかった、英国の画家。もう展示会場に並べてある作品を人々が見てる中で手直しする挿話までくると、本書が表現するようにまさしくパフォーマンス。ものに輪郭はないという美術の素人にはすんなり理解し難い見解を先鋭化させて表現したら必然的にたどり着くのが、「抽象と未完成のどちらに分類してよいかわからない」後期ターナー。だが様々な色のニュアンスだけで描かれた作品にはなんら抽象的図形はなく、世界を構成する諸差異だけが描かれる。2017/08/06
かずかず
6
ターナー展をみにいったので、前後して読んだ。後期の作品、印象派も抽象派もこえてて、すばらしい。2014/01/03
ホレイシア
6
「府中市美術館」でターナー展やってます。仕事の帰りにふらっと入って、すごく得した気分で出てきました。ターナー以外にも本邦初公開作品があり、この展覧会はお勧めです。で、勢いで本書を購入に及んだのですが、絵画って何も知らないで見るほうがいいような気がします。知識がなかった分、楽しかった♪。お勉強はつけ足しで十分(笑)。2009/11/20
す○○
5
いつの日かボケてもターナーの絵のような世界が拡がるなら悪くないと思っている。凛々しい自画像の印象が強いが、所々に出てくるずんぐりむっくりしたターナーに親近感を覚えた。とはいえ最後の言葉が「私はいまから無に帰る」とはやっぱりカッコいい。2024/02/13
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