「知の再発見」双書
ムハンマドの生涯

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 178p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422211701
  • NDC分類 167.28
  • Cコード C0314

目次

第1章 メッカの名門クライシュ族
第2章 預言者の誕生
第3章 アッラーの啓示
第4章 聖遷達成―イスラーム暦元年
第5章 聖戦の開始
第6章 ムハンマドの築いた国家
第7章 ムハンマド以後のイスラーム教

著者等紹介

デルカンブル,アンヌ=マリ[デルカンブル,アンヌマリ][Delcambre,Anne‐Marie]
1943年生まれ。アラビア語で第3期博士号、法律学で国家博士号を取得。1973年から1976年まで、レバノンのセント・ヨセフ大学で教鞭をとる

後藤明[ゴトウアキラ]
1941年生まれ。東洋大学文学部史学科教授

小林修[コバヤシオサム]
1954年生まれ。武蔵大学人文学部卒。仏文翻訳者

高橋宏[タカハシヒロシ]
1960年生まれ。慶応大学文学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

189
イスラームの文化は、日本で生活すると触れる必要が無く。でも、薄らと伝え聞く所から、不思議に思う事が幾つか溜まってきて、関連図書を読んでみようかと思い立ちました。主だった所では、戒律が生活に密着している。それでは抜け出せないよね。それ迄の自身や家族の行動を全否定する事になるのですから。どうしてこんなシステムを構築出来たのだろうと。本書は著者の手に依る物か、監修者のそれか、比較的客観視して書かれている様に思われ好感です。イスラム教がどの様に形成されたかを知る事が出来ました。しかし真に知りたい事には到達出来ず。2021/10/24

KAZOO

89
これは改定新版ですが、どこが変わったのかはあまりよくわかりません。マホメットからムハンマドということで大きなところは名前なのでしょうが、図版での説明はわかりやすい気がします。イスラム教の始祖ということなのですが、神さまはキリスト教と同じなのですね。大天使ガブリエルが出てきます。これくらいの本ぐらいの方が入門書的な意味ではいいのでしょう。2017/06/09

雲をみるひと

33
ムハンマドの生涯について書かれた本。記載内容はさほど細かいわけではないが、キリスト教やユダヤ教との関係についてはかなり強調されていて、欧州人向けであることを意識させられる。また、絵の挿入が多くビジュアルに訴える工夫がされている。付録としてついている解説はかなり内容詳細でわかりやすい。付録は本文とどちらが主かわからなくなるくらいの力作だと思う。これだけでも価値があるかもしれない。2022/05/14

roughfractus02

9
隊商貿易するハーシム家に生まれるも幼時に両親を失い、長じてビサンツ帝国とササン朝ペルシアの争う7世紀、隊商で働く男が、他の隊商の未亡人と結婚して財を得る。貧富差が拡大するメッカでカーバ宮殿での偶像崇拝が蔓延る時期、ヒラー山で瞑想する男に神の声が響き預言者に指名される。男はアッラーを絶対とする一神教を広げ、メッカを追われてメディナへ逃げるも、将軍としてメッカを攻略する。このように、預言者の生涯が人間の物語となるのは、人間理性に対する神の超越を厳守するイスラム教ではムハンマドにも神性はないとするからだという。2022/10/22

ノリピー大尉

5
ムハンマドが生まれる数週間前に父が亡くなった。ムハンマドは砂漠の商人として生活しているうちに、ガブリエルから啓示を受け、布教を始めた。 この活動が原因で、ムハンマドはメッカを追放されたが、移住先のメディナで信者を増やし畏怖される指導者になり、五柱(下記)を説いた。 シャハーダ(信仰告白) サラート(礼拝) ザカート(喜捨) サウム(断食) ハッジ(巡礼) メディナでの共同体は、武装して軍事的遠征を行いイスラム教の勢力を拡大した。 やがて、後継の体制もないまま、ムハンマドの生涯は突然の終わりを告げた。2023/11/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/194741
  • ご注意事項

最近チェックした商品