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「知の再発見」双書
セザンヌ―孤高の先駆者

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422211527
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0371

出版社内容情報

【解説】
本書では、父と子の確執、長年の親友エミール・ゾラとの絶交、先駆者ゆえの不遇など、決して平坦ではなかったセザンヌの生涯をたどりつつ、絵画史におけるセザンヌという存在の大きさを再検証する。西洋美術の最高権威、高階秀爾による責任監修。

【目次】
第1章青年時代
第2章印象主義の時代
第3章印象主義を超えて
第4章モチーフを求めて


内容説明

本書は、さまざまの資料を駆使してセザンヌの生涯を辿りながら、つねに作品に立ち帰り、主要な作品を、時に適切な部分拡大図を用いて的確に分析し、歴史的位置づけを試みている点で、バランスのよくとれた信頼できる手引きと言うべきであろう。

目次

第1章 青年時代
第2章 印象主義の時代
第3章 印象主義を超えて
第4章 モチーフを求めて

著者等紹介

オーグ,ミシェル[Hoog,Michel]
文化財名誉主任管理官。1992年までパリ・オランジュリー美術館主任学芸員。内外で多くの展覧会を企画。絵画に関する著書多数。その多くが各国語に翻訳されている。1971年から1988年まで、ルーヴル美術学校の教授を務めた

村上尚子[ムラカミナオコ]
1951年生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス分科卒。仏文翻訳家。訳書に『望遠郷9 ローマ』、『シャガール』(共訳、『知の再発見』シリーズ87)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ティス@考える豚

6
本当はルオーの本を読む予定だったのですが見つからなかったので、代わりに美術史において欠かせないこの方の本を図書館から借りました。フェルメールとかダウ゛ィンチの完成した画が寡作だったのと対称的に、ひたすら筆を握ることで絵の道を突き進んだ人のようです。宗教的なモチーフから外れ、印象派と共に先陣に立ち、新たな風をパリへと運んだのは有名な話です。しかし、波瀾万丈な人生です。彼に友人は少なく、それゆえ彼という人物に触れるには作品を通してが最も早い。ふーむ。私たちはどれくらい彼の意図を理解できるのでしょう?2012/10/26

ばっぱら

2
『女性水浴図』『オーヴェルの首吊りの家』『モデルヌ・オランピア』『リンゴの籠のある静物』『サント・ヴィクトワール山』複数の視点が混在していたり、テーブルの左右の稜線が食い違っていたりという、多くのデフォルマシオンが生じている。それが物の圧倒的な存在感をもって見る者に迫ってくる要素となっている。2015/04/27

ねこ

0
後半の資料編の方が面白かった セザンヌが影響を受けた/与えた人物のこと、セザンヌの絵をおさらいできたのが収穫 2017/08/22

MR直毛

0
近代絵画のされよりも先を行ったとされるセザンヌ。実物を見るとセザンヌ絵画の持つ奥行き感に驚かされた。近くで見るとそれは単なる絵の具を平塗した落書きのように見えるのだが、少し距離を離してみると一気に見え方が変わる。これを構成するのは相当至難の業なのではないかと想像する。 だが自然物を形としてとらえる、だとか、輪郭ではなく色彩同士の対比が作品を生む、などまだまだ理解できない言説は多い。2015/09/20

あまき

0
ざっと全体を掴めるかと借りてきた。完全なる趣味。 セザンヌの林檎の黄色ぽいのが美味しそうで好き。2013/05/27

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