出版社内容情報
【解説】
生物学的にヒトはサルの一種であるとする「ダーウィンの一撃」。ダーウィン以前と以降の人類の起源をめぐる考察を概観し,人類の未来を考える手がかりを与える一冊である。
目次
第1章 進化論以前
第2章 古人類学の誕生
第3章 祖先が木から降りるまで
第4章 アウストラロピテクスからホモ・ハビリスまで
第5章 ホモ・エレクトゥスの遠いみちのり
第6章 ポモ・サピエンスの時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
解体工事
3
サルからヒトへの進化の過程を分かりやすく記した本。「知の再発見」シリーズは図や写真がオールカラーでとても見やすい教科書って感じ。化石発掘〜二足歩行〜火の使用〜壁画と、だんだん手の巧緻性が高まっていく感じが面白い。こういった古生物学、考古学的な話はわくわくする。2018/11/03
びっぐすとん
3
「知の再発見」シリーズ。気が遠くなるような時間をかけておサルさんから進化してきた過程がわかる。様々なヒト属が誕生したのに、なぜ今は現生人類しかいないのか?旧石器時代の人骨に戦いの痕跡はないという。戦争を繰り返す我ら人類をみていると、我々は知能がUPするにつれ独占欲が出て好戦的となり他のヒト属を排除してしまったのかな?とか考えてしまう。今は繁栄してるけど1種しかいないということは絶滅するリスクも高いということだよね?ネアンデルタール人も絶滅したし・・。相変わらず絵や写真が多くて、想像力を煽られる。2016/05/30
ふろんた2.0
2
★★★2016/08/20
かんやん
2
このシリーズ、図版を眺めているだけで楽しいのですが、文章が妙に頭に入ってこない(笑)。どうしても、注意力が散漫になってしまう。二人が並んで歩く、500万年前の直立二足歩行の足跡だとか、埋葬されたネアンデルタール人の遺骨、鮮やかな洞窟壁画に釘付けになり、なんとも言えぬ気持ちになって、頭が朦朧としてくる。ヴィーナスと呼ばれる女性像、どこかでみたことがあると思ったら、バタイユの「エロスの涙」でした。2015/10/04
Youki Ohkawa
0
キリスト教的考えも分かり、またそれから生物変移説の考えが徐々に世間で認められていく様が分かってとても面白かった。2013/09/04