出版社内容情報
【解説】
16~19世紀,クックからダーウィンまで太平洋の島々を訪れた人達は何を見て何を見なかったのか。探検と異文化の出会いの物語。地図史,航海史の変遷もわかりやすく解説。
内容説明
本書は、マゼランからダンピアまでの16‐17世紀の航海について前置きしたのち、18世紀の航海者の中から、ブーガンヴィル,クック,ラペルーズの3人を選んで詳述した。要領のいい太平洋探検史である。巻末には彼らの航海資料からの抜粋があり、さらに19世紀以後のゴーガン、メルヴィル、スティーヴンスン、マーク・トゥエイン、ジャック・ロンドン、ピエル・ロティ、マティス等の太平洋に関する文章が集められている。
目次
第1章 最初の世界周航
第2章 スペイン支配の崩壊
第3章 初期の科学的探検
第4章 クックと南方大陸伝説の崩壊
第5章 消えたラペルーズの謎
資料編 太平洋に魅せられた人々(航海家と「善き未開人」の神話;ディドロとブーガンヴィル;ジュール・ヴェルヌの書いた南の海;小説家と画家;太平洋住民の歴史と起源;人肉食とヨーロッパ文明;大航海家、征服者にして人道主義者;植民地の問題点)