「知の再発見」双書<br> ヴァイキング―海の王とその神話

「知の再発見」双書
ヴァイキング―海の王とその神話

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422210773
  • NDC分類 238.9
  • Cコード C0322

出版社内容情報

【解説】
コロンブスに先立つこと500年前にアメリカ大陸に到達した航海術。独自の装飾芸術。北欧神話…。11世紀西ヨーロッパ最強の国=ノルマン王国を建設したヴァイキングのすべて。

目次

第1章 ヴァイキング以前のスカンジナビア
第2章 世界を制覇するノルウェー人
第3章 西ヨーロッパキリスト教国を襲うデンマーク人
第4章 ルースと東方貿易
第5章 航海者と商人
第6章 ヴァイキングの社会と生活
第7章 神々と英雄

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

150
ヴァイキングという概念的なものは知っていましたがこの本に書いてあること細かなことは知りませんでした。かなりはやくの7世紀から北欧から各地に出没していたようです。すんでいるところが交通手段が舟だけということで強みがあったのでしょう。ワーグナーのワルキューレにも影響を及ぼしていたようですね。勉強になりました。2017/04/06

新平

9
ヴァイキングの活躍は海だけではなく、河川を通じて欧州の奥深く侵略と交易のルートを伸ばしていったそうだ。ノブゴロドからキエフを経由しコンスタンティノーブルに及ぶ遠征ルートで、彼らは奴隷と毛皮を売って中国製の絹製品と買ったという。トールやオーディンはともかくフレイヤやイズーナは絹の下着が身に着けていたんだろう。8世紀後半からイングランドの修道院を蹂躙し、殺戮と略奪を繰り返してきたヴァイキングだが、キリスト教の波に表れ、ヨーロッパのキリスト教社会に徐々に思想的、慣習的に同化していき、歴史の中での彼らの役割が終息2016/02/18

鐵太郎

8
いろいろな意味で面白い。ヴァイキングの生活・歴史などが豊富な資料でわかりやすく描かれますが、それだけでなく、北欧神話のあれこれについての雑学が新鮮です。役に立たない知識こそが、知識マニアには心地よいもの。実はオーディンその人もまた同じ考えだったようです。雑学馬鹿はこんな時代からいたのですね。(笑)2008/07/03

atlusbou

4
ヴァイキングをノルウェー、デンマーク、スウェーデンに分け、多彩な資料を用いて生活や神話についても説明しています。ヴァイキングと言えば船と海賊というイメージですが、地域ごとに特色があり、海賊はヴァイキングの一面でしかないということが分かりました。2021/05/11

びっぐすとん

4
図書館本。「知の再発見」シリーズ。ヴァイキングは大海原・沿岸部で略奪するんだと思ってたが、実際は川を遡上し船を陸送して内陸まで攻めてたなんて!資源も耕作地も乏しく生きていくための海賊行為だが、いやはや荒々しいな。ヴァイキングの葬儀の様子がすごい。女奴隷の殉死の過程や供える動物を切り刻んで、しかも放り込むとか、悲壮感とか厳粛さとはかけ離れてる。北欧神話の展開も独創的。しかし船の彫刻は素晴らしい!今も北欧は木工が有名だけど、長い冬の間に培われたものなんだろうな。この本も写真が多くて入門編に最適だった。2016/05/25

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