出版社内容情報
【解説】
ギリシア神話の主要な物語と，当時の近隣世界，思想，社会制度や家庭生活までをわかりやすく紹介。神話をもとに生み出された文学や造形作品から引用し，カラー図版で再現。
目次
神話とは何か？
古代ギリシアの宗教
ギリシア神話の背景
神話はどのようにして伝えられたか
神話の登場人物
神話物語
ローマ神話
ギリシア・ローマ神話小事典
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oryzetum
1
ギリシア・ローマ神話そのもののみならず、その前提となる歴史や文化に関する記述も豊富な点がありがたい。また、ほぼ全ページフルカラーでトピックに関係する想像図・出土遺物・後世の芸術作品などの図版が豊富に掲載されているので、古典古代の世界に思いを馳せるための想像力をかきたてられるところも素晴らしい。日本語の書籍のみとはいえ参考文献欄もあり、索引もしっかりしている。2022/07/20
naoto
1
元々はフランスの本らしい。全ページカラーで絵も多く、ビジュアル的にも楽しめる。「ギリシャ・ローマ」と謳ってるけど4分の3以上はギリシャの話。今度は神話そのものを読んでみたい。2012/07/18
Humbaba
1
神話は現在では単なるおとぎ話と同義である．しかし，昔は様々な歴史を伝えるための重要な情報であった．まだ神が生活の近くにいた時代．その時代に思いを馳せてみれば，普段感じるものとはまた違う感情を得られるだろう．2011/08/10
サスケ
0
★★☆☆☆ 思っていた内容と違なり図鑑のような形式だったが、それなりに楽しめた。 困ったのはローマの神々の名前がラテン語をカタカナにした表記になっていること。 現在一般に通用する英語のつづりとは大きく違うので、しばしば考えることになった。 ユピテル=>ジュピター、ユノ=>ジュノー、ウェヌス=>ビーナスなど。 私のようにラテン後の名前がわからない向きには、対応表を書いて傍らに置いておくとよいだろう。2016/06/01
ぱに
0
ギリシャ神話まとめ3冊目。かなり網羅してると思う。というか、網羅しすぎてる分、一回読んだだけでは頭に残らないと思う。1番最後の事典部分まで全部ノートにまとめたのですごいやり切った感がある。ギリシャとローマの神話は似てるけど厳密には異なることがよく分かった。当時の人々の生活にも絡んだ描写が新鮮だった。(他の本は神話エピソードだけだったので。)英雄メレアグロスが印象的だったのと、実在(多分)の作家アポロドーロスの残した物語が結構多くて新鮮だった。一体この本だけで何人が登場したのだろう。2020/05/03
