出版社内容情報
【詳細解説】
アルファベットの生みの親であり、商業都市カルタゴを創り上げた海洋民族フェニキア人。未だに謎の部分が多い彼らの歴史・文化・宗教・都市・経済・美術・対外進出の諸相を最新の考古資料に基づき紹介する。そもそもフェニキア人とはいかなる出自の人々なのか。何を信じ、何を愛で、何を為したのか。紀元前の地中海全域を股にかけて活動し、海上交易により稀に見る繁栄を築いた古代民族の知られざる興亡の歴史を大観する好著。
内容説明
勇敢な船乗りか、希代の商人か。紀元前の地中海を股にかけて活動し、海上交易により商業都市カルタゴを築いた海洋民族の知られざる興亡の歴史。
目次
第１章 歴史
第２章 都市
第３章 経済―商業と産業
第４章 言語と文学
第５章 宗教
第６章 美術・工芸
第７章 海外への商業発展
補遺―フェニキア本土諸都市のアウトライン
著者等紹介
マーコウ，グレン・Ｅ．［マーコウ，グレンＥ．］［Ｍａｒｋｏｅ，Ｇｌｅｎｎ Ｅ．］
現在はシンシナティ美術館（オハイオ州シンシナティ）古典・近東美術部およびアフリカ・アメリカ美術部部長。ロサンゼルス郡立美術館、メトロポリタン美術館等においてキュレーターを歴任。フェニキアの美術と通商、および古代ギリシアの美術を専門とする。カリフォルニア大学バークリー校において１９８１年、古代史および地中海考古学の博士号を取得
片山陽子［カタヤマヨウコ］
お茶の水女子大学文教育学部卒。翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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春もにゃ
3
染料を主に輸出して、海を越えて商売していたらしい。 航海技術があるのは当時先進的だったと思う。 地図がもっとほしかったな。2016/01/03
Book shelf
0
巻頭から数ページはカラー写真で、その中にガラス(フェニキア人頭玉)も含まれています。そしてフェニキア本土とカルタゴを含むポエニ圏の詳細な地図も掲載されており、何かと役に立ちます。意外と地図情報ってあったとしても主な地名しか載っていないことが多いのです。 あらゆる視点でフェニキア人を掘り下げています。関連書物が少ない中、フェニキア関係のものとしては必見ではないでしょうか。2010/09/28
