インフォグラフィックで見る１３８億年の歴史―宇宙の始まりから現代世界まで

デフィリッポ，ヴァレンチナ〈Ｄ’Ｅｆｉｌｉｐｐｏ，Ｖａｌｅｎｔｉｎａ〉/ボール，ジェイムズ【著】〈Ｂａｌｌ，Ｊａｍｅｓ〉/北川 玲【訳】

創元社（2014/06発売）

• サイズ B5判／ページ数 217p／高さ 26cm
• 商品コード 9784422202709
• NDC分類 209
• Cコード C0020

出版社内容情報

ビッグバンから現代までのあらゆる出来事を、美しいインフォグラフィックを使って視覚化。あざやかに立ち上がる、世界の歴史。

「この本は、あなたが知っている歴史の本ではありません」。ビッグバンや人類の誕生から現代に至るまでに起きたあらゆる出来事を、90点余りの美しいインフォグラフィックを使って視覚化したかつてない歴史書。人類の進化から都市の誕生、戦争や革命の歴史から世界の人口、富のバランス、男女間の格差、環境破壊の現状やインターネットの進化まで、見て楽しい“図解”によって数々の興味深い事実が浮かび上がる！

第１部　すべての始まり
第２部　文明化へ
第３部　国家の建設
第４部　モダン・ワールド

内容説明

ビッグバンや人類の誕生から現在に至るまでに起きたさまざまな出来事を、９０点余りの美しいインフォグラフィックを使って視覚化したかつてない歴史書。人類の進化から都市の誕生、戦争や革命の歴史から世界の人口、富のバランス、男女間の格差、環境破壊の現状やインターネットの進化まで、見て楽しい“図解”によって数々の興味深い事実が浮かび上がる！

目次

１　すべての始まり（すべての始まり；ビッグバンから生まれた隣人　ほか）
２　文明化へ（みな親戚；人の構成元素　ほか）
３　国家の建設（かつては征服者だった；我々に残したもの　ほか）
４　モダン・ワールド（人口ピラミッド；死因　ほか）

著者等紹介

デフィリッポ，ヴァレンチナ［デフィリッポ，ヴァレンチナ］ ［Ｄ’Ｅｆｉｌｉｐｐｏ，Ｖａｌｅｎｔｉｎａ］
デザイナー。イタリアで工業デザインを学び、ロンドンでグラフィック・デザインの修士学位を取得。その当時からビジュアル・コミュニケーションに関心を持ち、データの可視化、美術関連、相互作用デザインの方面で活動してきた。自動車、石油、ビールなどの世界的ブランドの売上を伸ばすべく、主要な広告代理店と協力し、受賞経験もある。２０１１年、ロンドンを拠点としたイタリカ・デザイン社を設立

ボール，ジェイムズ［ボール，ジェイムズ］ ［Ｂａｌｌ，Ｊａｍｅｓ］
英ガーディアン紙の調査チームで活躍するデータ・ジャーナリスト。数々の賞を受賞している。現在ロンドン大学のインタラクティブ・調査ジャーナリズム・コースにて教鞭をとる。ロンドン中心部在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[WATA]

表題の「インフォグラフィック」とは、データを視覚化に表した図のこと。本書では生物の進化や経済発展、科学技術の進化など、様々な歴史が色鮮やかな図で表現されている。うまく表現された図もあるが、かえってわかりづらくなっている図もあり、１冊全体を通してみるとあまり表現が洗練されていない印象を受ける。「生物進化の系統樹」「おしゃれの歴史」といった質的な時間変化を表した図に比べ、国別の量や割合を表した図はイマイチなものが多い。そういった事柄の表現には、凝った図よりも単純な棒グラフ・円グラフのほうが適しているのだろう。

2014/08/22

[わんこのしっぽ]

インフォグラフィック、情報、数値を分かりやすく視覚化すること。数字だけ見たらピンと来ない事も図式化されるとイメージがつきやすい。見ているだけで面白い一冊。宇宙の始まりからですが最近の世界・経済情勢の章がやっぱり一番面白かった。図書館本、期限いっぱいまで何回も眺めるだろうな。

2014/07/31

[白義]

宇宙誕生から我々自身の現在までをテーマごとに視覚化。情報の圧縮具合とインフォグラフィック自体のビジュアル性が見ていて楽しい。衣服の歴史、死者の数など膨大な情報を詰め込んでいてたまに読みにくさも感じるが、テキスト部分もなかなかユーモアが効いているしどこからでも読める気楽さがある半分以上が現代なので高級雑学本としても読めて、またテキストがすでにそれを意識しているので話の種にもばっちり。英国内輪ネタも多いがこのくらい気安いのがちょうどいい具合に読みやすい。帝国主義時代の貿易地図視覚化など面白いグラフがたくさん

2015/06/21

[mackane]

１３８億年にわたる「地球と人類（主に英国人）の歴史」にかかわる多様なデータを、工夫が凝らされたグラフィックで表現することで、直感的な理解と、異なった角度からの新しい驚きが得られる本書。年代が進むにつれて、白黒からカラフルに、デザインもクラシックからポップに、そして紙質までも変わっていくので、その点でも飽きずに刺激的に楽しめた。テーマに偏りがあるのと内容も疑義が残るところがあるが、学者ではない英国人による国内向けの本なのでしょうがない。単なる文字の羅列よりも、頭に入ってくる情報量が圧倒的に多くなる。面白い。

2014/05/30

[ykoro]

グラフィックによる表現が分かり易かった。特に中盤に出てくる帝国の歴史の比較などが面白かった。前半の宇宙に関する部分は、結構よく見かける内容。 最後の現代は、あまり興味の引く内容ではなかった。

2014/07/12