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図説 中国文明史〈2〉殷周―文明の原点

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  • サイズ A5判/ページ数 257p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422202532
  • NDC分類 222.01
  • Cコード C0322

目次

第1章 政祭一致の神権王朝
第2章 青銅時代―物質生活の革命
第3章 殷王朝の文化
第4章 礼制を命脈とする王朝
第5章 等級の厳格な社会生活
第6章 西周の経済発展

著者等紹介

稲畑耕一郎[イナハタコウイチロウ]
早稲田大学文学学術院教授、北京大学中国古文献研究センター客員教授。これまでに、北京大学考古系交換研究員(84年)、南開大学東方芸術系客員教授(85年)などを兼任。中国古代学が専門

劉〓[リュウイ]
中国文物交流センター主任助理、中国文物学会秘書長・常務理事などを歴任。歴代皇帝の陵墓制が専門。国家文物局の文物辞書シリーズの編纂メンバーの一人

尹盛平[インセイヘイ]
陝西省歴史博物館研究員、西北大学文博学院客員教授。西北大学歴史系考古学専攻を卒業、陝西省歴史博物館常務副館長、陝西省文物局文物処長などを歴任。この間、周原扶風県の西周大型建築群遺跡、姜戎墓地、武功県の先周遺跡など、陝西省内の数多くの遺跡の発掘を担当

荻野友範[オギノトモノリ]
慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻修士課程修了。早稲田大学大学院文学研究科中国語・中国文学専攻博士後期課程に入学後、中国政府奨学金高級進修生として吉林大学古籍研究所に留学

崎川隆[サキカワタカシ]
慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2002年から中国政府奨学金高級進修生として吉林大学考古系に留学。吉林大学古籍研究所博士課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

17
卜骨の説明が詳細で面白い。動物の大腿骨にヒョウの斑点みたいに水玉に穴をあけて、楔を打ち込んでから、焼けた金属を押し当て、ヒビの形から吉凶を占う。ボコって音がするから卜骨。本邦の大嘗祭の亀の甲羅はさっき見たけどやり方は不明。川の氾濫も土地神の怒りも、全てお供え物と一緒に人を投げ込んで殺して祈る。諸葛亮先生、早く饅頭発明して。殷周で一番多い刑罰はのこぎりで足を切り落とすやつ。…なぜ自らの勢力の生産能力を落とすのかがわからぬ。逃亡を防ぐ利より、使い道が減る損のが多いように思うんだけど、そんなことないのかなあ。2019/05/08

水無月十六(ニール・フィレル)

4
多くの写真と図説で中国古代の殷周王朝についてまとめて解説された本。写真が多く、図が明解でわかりやすい。文明史に絞られており、歴史上の出来事というよりも、文字や軍制、刑罰、占い、陶磁器など文化面に紙幅が割かれている。わかりやすい上に細かいところまで書かれており、文化史の入門書として大変良い本だと思う。殷、周両王朝について軍事面の解説が、部隊編成から戦術まで意外と細かく書かれていたのがどうしてだろうかと気になった。文明を知るには軍制は置いておけない話題なのだろうか。軍事に興味のある身としては大変興味深かった2016/08/22

Oltmk

0
殷王朝・西周王朝にかけての資料。写真や図説の多さからヴィジュアル的資料に優れ、先商文化に触れていることからもやはり初心的向けの資料としての価値は高い。ただ、この書籍は文明史・文化史の方向に比重が傾いているため正直殷王朝の出来事などは岡村先生の中国文明 礼制と農業の考古学や落合先生の殷王朝を見た方が良いと考える。2017/06/13

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