図説 世界の歴史〈8〉帝国の時代

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422202488
  • NDC分類 209
  • Cコード C0322

出版社内容情報

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新しい世界史のシリーズが誕生!!たったひとりの書き手による世界全史だからこそ味わえる「歴史を読む」楽しみ。各巻300点以上の美しいカラー図版が時代の息吹を伝えます。

<全10巻のラインナップ>
第1巻 「歴史の始まり」と古代文明(監修:青柳正規 東京大学教授)
第2巻 古代ギリシアとアジアの文明(監修:桜井万里子 東京大学教授)
第3巻 古代ローマとキリスト教社会(監修:本村凌ニ 東京大学教授)
第4巻 ビザンツ帝国とイスラーム文明(監修:後藤明 東洋大学教授)
第5巻 東アジアと中世ヨーロッパ(監修:池上俊一 東京大学教授)
第6巻 近代ヨーロッパ文明の成立(監修:鈴木薫 東京大学教授)
第7巻 革命の時代(監修:見市雅俊 中央大学教授)
第8巻 帝国の時代(監修:福井憲彦 学習院大学教授)
第9巻 第ニ次世界大戦と戦後の世界(監修:五百旗頭真 神戸大学教授)
第10巻 新たなる世界秩序を求めて(監修:立花隆 評論家)

内容説明

19世紀以降、ヨーロッパ文明は急速に世界に覇権を拡大し、地球上のほとんどすべての地域を直接的・間接的に支配するようになった。アジアでも、古い歴史をもつインド、中国、日本が、ヨーロッパの脅威に対してそれぞれ異なった形での苦難を体験していく。ヨーロッパ文明の最盛期と、第一次世界大戦の勃発によってその覇権が崩壊するまでを描く。

目次

第1章 ヨーロッパによる覇権の確立(ヨーロッパの勢力圏;ヨーロッパ圏以外の世界 ほか)
第2章 ヨーロッパの帝国主義と植民地支配(イギリスのインド支配;インド大反乱 ほか)
第3章 西洋化の波とアジアの反応(中国;太平天国の乱 ほか)
第4章 社会構造の変化(社会主義運動;社会の変化と女性の地位 ほか)
第5章 第一次世界大戦(アメリカ合衆国の台頭;ふたつの世界大戦 ほか)

著者等紹介

ロバーツ,J.M.[ロバーツ,J.M.][Roberts,J.M.]
1928年生まれ。元サザンプトン大学副学長。1976年に『世界の歴史』を刊行し、大好評を博して以降、26年間にわたって改訂をつづけている。現代における世界史研究の第一人者

福井憲彦[フクイノリヒコ]
1946年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科西洋史学専門課程修士課程終了。現在、学習院大学文学部史学科教授

東真理子[アズママリコ]
1960年生まれ。大阪市立大学文学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

58
前巻でも感じたが、やはり著者はイギリスの歴史家だということ。帝国主義について語る際もちろん最大の同国が中心になるのは当然だろうが、特にアフリカでのフランスの動きなどがあまりにあっさりしている。これで続く巻でアルジェリア独立をどう扱うのか興味が湧いたくらい。一方さすがなのはイギリスのインド支配の記述で、端的ながらかなり分かりやすい。総じてイギリス支配圏については、やや取って付けた感もある負の側面も含め、バランスのいい記述か。第1次大戦に向けてなど、ドイツについての記述も弱い。ちょっとバランスに欠ける印象。2021/08/15

angelooo7

4
サブタイトルの通り「帝国の時代」。今まで世界に直接関わることがなかった日本が外に歩みだしていく時代。日本の歴史が外部の視点から語られるのは新鮮で面白い。明治維新後の極めて急激な近代化のなか、なぜ古い日本の伝統の大部分は生き残ることが出来たのか。2015/01/05

tieckP(ティークP)

3
ややイギリスに甘い気がする(アヘン戦争なんか実にあっさりしている)けど、日本とイギリスにおける西洋・東洋・日本史の違いを興味深く読める巻でもある。両者が一致しているのは西洋史で、日本の西洋史は西洋におけるそれを忠実に学んできたということなのだろう。日本史の場合、日本では第二次大戦の反省は第一次より前からするという当事者なりの姿勢をとっているので、本書での評価の高さはむずがゆい。中国史は仰ぎ見るという意識が働くものだから、本書が西洋に比した欠点を直截に述べるのを読むと、やはり別の国を見るような心地である。2017/03/19

joy

0
ヨーロッパを軸とした近代世界が崩壊して世界が多極化し始める時代 現在の混迷を考えるために基本となる時代だがそれ故に情報量の多さに呆然とした2024/04/03

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