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図説世界の歴史 〈4〉 ビザンツ帝国とイスラーム文明 月森左知

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  • サイズ A5判/ページ数 284p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422202440
  • NDC分類 209
  • Cコード C0322

出版社内容情報

【解説】
大好評!! 世界史研究の最高権威J.M.ロバーツ教授による「〔図説〕世界の歴史」第4弾。ローマ帝国の滅亡とともに、西方世界の「文明の伝統」は、西ヨーロッパ文明、ビザンツ文明、そしてイスラーム文明という大きな三つの流れに分岐していく。三つの文明世界はその後、トルコ人やモンゴル人などの騎馬遊牧民や、さらにはヴァイキングなどの侵攻を受けて、政治や社会の体制を大きく変貌させていった。オールカラーの豪華シリーズ。
【目次】
第1章 イスラーム文明の誕生と中東世界の再編
第2章 アラブ帝国
第3章 ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の興亡
第4章 対立する文明
第5章 ヨーロッパ文明の形成
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新しい世界史のシリーズが誕生!!たったひとりの書き手による世界全史だからこそ味わえる「歴史を読む」楽しみ。各巻300点以上の美しいカラー図版が時代の息吹を伝えます。

<全10巻のラインナップ>
第1巻 「歴史の始まり」と古代文明(監修:青柳正規 東京大学教授)
第2巻 古代ギリシアとアジアの文明(監修:桜井万里子 東京大学教授)
第3巻 古代ローマとキリスト教社会(監修:本村凌ニ 東京大学教授)
第4巻 ビザンツ帝国とイスラーム文明(監修:後藤明 東洋大学教授)
第5巻 東アジアと中世ヨーロッパ(監修:池上俊一 東京大学教授)
第6巻 近代ヨーロッパ文明の成立(監修:鈴木薫 東京大学教授)
第7巻 革命の時代(監修:見市雅俊 中央大学教授)
第8巻 帝国の時代(監修:福井憲彦 学習院大学教授)
第9巻 第ニ次世界大戦と戦後の世界(監修:五百旗頭真 神戸大学教授)
第10巻 新たなる世界秩序を求めて(監修:立花隆 評論家)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

50
18世紀以降ヘゲモニーを握り始めた英米社会の歴史家であるため、監修者や多くの方の感想にあるように、イスラーム社会やオスマン帝国、そして何よりモンゴル帝国の扱いがかなり粗雑な印象。そして一方中世(西)ヨーロッパはその「遅れ」をはっきり指摘しながら、詳細な記述。これは著者のせいというより、やはり歴史書が「勝者」に偏って記述されるというある種の普遍性かもしれない。しかしその理解しやすい文体、豊富な図表、そして特にビザンツ帝国を軸に見たときの東西のせめぎ合いの巧みな描き方など、やはり素晴らしい1冊と言える。2020/05/09

犬養三千代

6
古代から中世にかけての文明。 イスラムの誕生とその栄枯盛衰は図版もきれいで興味深い。 ヨーロッパって未開だったのかな。 遊牧民の動きも目が離せない。 第9巻も読みたい。2019/06/14

tieckP(ティークP)

4
ギリシア、ローマに次いでこの巻ではビザンツ帝国が重視されている。一般にビザンツは西洋古典に比べて軽視されてきたわけだから、鳥瞰的な「世界の歴史」としてはロバーツの個性と言えるが、おそらく末期ローマから中世前期を解説するのに、ビザンツを軸にするのが、西洋古典との繋がり、アラブからのイスラム勢力の興隆、カトリックと正教会の分裂、西ヨーロッパの衰退などを説明するのに立地的に好都合だと考えたのだろう。監修者はモンゴルとイスラムの扱いの悪さを率直に嘆いていて、それも一理あるが、この世界史はこれで良いとも思う。2017/04/07

じょあん

3
日本人から見たら、多くの人に影響を与えたという基準はまた違ったものになるという監修の後藤先生の見方は正にその通りと思う。このシリーズでは著者基準の「多くの人に影響を与えた」という記述の仕方になっているため西ヨーロッパに手厚い。しかし、視点を変えれば南北アメリカの文明もそこに暮らした何千万という人に影響を与えたわけで、決して小さく扱って良いものではないと思う。良い点は図版の豊富さと、日本では見られないアングルの図版があること、残念なのはビザンツ史の記述に関して残念な間違いがあること。2024/05/17

がんぞ

3
原題は“伝統の分離”。1〜4章(約200頁)ビザンツ帝国(東ローマ帝国)を中心とした地中海世界の興亡。東西分離は行政の都合からだったが教義の違いから教会の分離と、両者をアヴァール人フン族など騎馬民族の地帯が交流不能にしキリスト教圏の名ばかりは同じでも文化面でも隔たっていった。第5章だけがフランク王国を中心とした西ローマ帝国の後継者たちで、紀元1000年ぐらいまではローマ帝国の遺産であった道路は破壊され生産力低く騎馬民族には買収して味方にするよりなくヴァイキングの脅威になすすべもなく全く大したことなかった…2015/09/12

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