出版社内容情報
<内容紹介>
230万個の石ブロックを用いて不滅のクフ王が造り出した、総重量約600万トンの壮大な建造物。古来より「世界の七不思議」に数えられてきたが、現在でもその驚異はいささかも減じていない。どのような方法で巨大な石のブロックは運ばれたのか。一体何人がこの重労働に従事したのか。建設の目的は?内部の構造は?建設に従事した人たちとは?ギザの大ピラミッドにのみ焦点をあてて、古代エジプトの謎に迫る初めての試み。フルカラー。
内容説明
ピラミッドの建設方法、その内部構造にひそむ解けない不思議、労働者たちの生活など、先人たちの頭を悩ました数多くの謎はどこまで解明されたか。正統派の研究から、奇想・神秘主義・異説までをくわしく解説する。
目次
序章 すばらしきもの
第1章 ピラミッドとギザ台地
第2章 徴用労働者の生活
第3章 大ピラミッドの建設
第4章 大ピラミッドの世界―その内部と外部
第5章 葬儀と死への旅立ち
第6章 旅行者の証言
第7章 近代エジプト学の起源
第8章 エジプト学の発展
第9章 エジプト学における異説、奇想、神秘主義
著者等紹介
ジャクソン,ケヴィン[ジャクソン,ケヴィン][Jackson,Kevin]
作家、映画製作者。『インディペンデント』紙の元アソシエーツ・アートエディター。イギリスBBC放送では、アンソニー・バージェス、ジョージ・エリオット、ウィリアム・モリスに関するテレビ番組をつくった。BBCラジオではウィリアム・ブレイク、ジョン・ラスキンを題材としたドキュメンタリー作品がある。『サンデー・タイムズ』、『サイト・アンド・サウンド』、『ニューヨーカー』にも寄稿している
スタンプ,ジョナサン[スタンプ,ジョナサン][Stamp,Jonathan]
BBC放送『ピラミッド』のプロデューサー兼ディレクター。プロデューサーとして、エミー賞の受賞経験がある。神風特攻隊からココ・シャネルの生涯まで、多岐にわたるテーマでドキュメンタリーを製作してきた。最近では、イギリスとアメリカの刑務所制度を検証するテレビシリーズ『ビハインド・バーズ(鉄格子の中)』の製作を担当し、ハワード・リーグ(刑罰制度改革に取り組む人権団体)より特別賞を受賞した
吉村作治[ヨシムラサクジ]
1943年生まれ。早稲田大学在学中の1966年よりエジプトでの調査・研究を開始。近年では大ピラミッドの建造主であるクフ王の銘入り彫像の発見、エジプト最古の石造建造物の発見などで世界の注目を集めた。現在早稲田大学教授(工学博士)
月森左知[ツキモリサチ]
1948年生まれ。福岡県立福岡女子大学卒。英文訳者
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感想・レビュー
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