不干斎ハビアンの思想―キリシタンの教えと日本的心性の相克

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不干斎ハビアンの思想―キリシタンの教えと日本的心性の相克

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422143910
  • NDC分類 198.221
  • Cコード C1016

出版社内容情報

戦国時代、宣教の最前線を疾駆した日本人信徒ハビアンは、どうして意を翻し棄教したのか? 精神史的バイオグラフィーを描く。

戦国時代のキリスト教伝播時代にカトリック受洗し、国内での教育・布教機関の最高位まで登りつめて、宣教の最前線を疾駆した日本人信徒ハビアン。最盛期には仏教や神道と徹底的に対峙したハビアンは、江戸時代に入り鎖国の進むなか突然、意を翻し棄教して、修道女とともに野へ出た。その精神史的バイオグラフィーを、キリスト教の教条と日本文化風土の交わりのなかで描き抜く。著者渾身の書き下ろし。


目 次

プロローグ

序 章 不干斎ハビアンという人
第一章 キリシタンの教えをどう説いたか ――『妙貞問答』とくに下巻での主張を見る
第二章 仏教思想との対決 ――『妙貞問答』上巻での主張を見る
第三章 林羅山との問答 ――『排耶蘇』をめぐって
第四章 キリシタンの何を批判したのか ――『破提宇子』をめぐって
第五章 キリシタンの教えと宣教師 ――『破提宇子』の最終部分から
終 章 ハビアンに対する毀誉褒貶 ―― そしてハビアン研究のこれまで

エピローグ 大航海時代におけるキリスト教的グローバリゼーションと日本人

ハビアン関係年表
参考文献

【著者紹介】
1941年、松江市に生まれ、米子市で育つ。京都大学文学部哲学科心理学専攻卒業。文学博士。国立教育研究所主任研究官、日本女子大学助教授、大阪大学教授、京都大学教授を経て、京都ノートルダム女子大学学長、兵庫教育大学学長、環太平洋大学学長などを務める。2014年から、奈良学園大学学長。文部科学省中央教育審議会副会長・初等中等教育分科会長・教育課程部会長などを歴任。『自己意識の心理学』〔東京大学出版会、1988年〕『自己意識の発達心理学』〔金子書房、1989年〕『自己意識心理学への招待』〔有斐閣ブックス、1994年〕『教育心理学への招待』〔ミネルヴァ書房、1995年〕『「自己」を育てる』〔金子書房、1996年〕『意識としての自己』〔金子書房、1998年〕 『教育評価』〔有斐閣双書、2001年〕『和魂に学ぶ』〔東京書籍、2006年〕『自己を生きるという意識』〔金子書房、2008年〕『和魂ルネッサンス』〔あすとろ出版、2009年〕

内容説明

「日本教徒」ハビアンの情熱と苦悩の生涯が伝える日本的な文化風土とキリスト教の出会い。伝統的な思想文化を吸収したのち、キリシタンの精神世界を通過することによって、至った境地―「江湖の野子」とは?多様な表現であらわれる神の真理その所在への「気づき」に導かれ至高のメッセージを求めて…。

目次

序章 不干斎ハビアンという人
第1章 キリシタンの教えをどう説いたか―『妙貞問答』とくに下巻での主張を見る
第2章 仏教思想との対決―『妙貞問答』上巻での主張を見る
第3章 林羅山との問答―『排耶蘇』をめぐって
第4章 キリシタンの何を批判したのか―『破提宇子』をめぐって
第5章 キリシタンの教えと宣教師―『破提宇子』の最終部分から
終章 ハビアンに対する毀誉褒貶―そしてハビアン研究のこれまで

著者等紹介

梶田叡一[カジタエイイチ]
1941(昭和16)年、松江市に生まれ、米子市で育つ。京都大学文学部哲学科心理学専攻卒業。文学博士。国立教育研究所主任研究官、大阪大学教授、京都大学教授などを経て、京都ノートルダム女子大学学長、兵庫教育大学学長、環太平洋大学学長などを歴任。2014年4月からは、奈良学園大学学長。この間、第4期・第5期中央教育審議会副会長(教育制度分科会長・初等中等教育分科会長など)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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1
・著者は山本七平(イザヤ=ベンダサン)がお好きである一方、三浦朱門はあまりお好きでないというスタンスが窺えて有難い。本書で指摘されているハビアンの論理立てスタンスは、キリスト教特色が弱くモーゼ教の色彩が強いのだが、ハビアンの同スタンスは、上記の著者心証スタンスと符号しているように感じられる。 ・本筋ではないが、破提宇子における楽園追放のくだりにおける「ルシヘルという天狗」という言い回しは、当時なりの翻案的表現を感得させ面白い。堕天使の概念は仏教から援用し易くなかったのであろうと拝察。

でかかのんちゃん

0
ラジオで紹介されていたハビアン関係の本と間違えて読んだのだが、とてもわかりやすく客観的に書かれていて良かったと思う。2024/04/30

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