出版社内容情報
長年子育て指導に携わっている心理学博士が、現代日本に混在する「農村型」と「都市型」2つの育児スタイルを分析。それぞれのスタイルから「いいとこどり」をして、各家庭の育児環境に合った生活ルールを作り、親も子もストレスを溜め過ぎずに「しつけ」ができる方法を伝授する子育て応援コミック!
わんぱくな2歳児と生まれたての赤ちゃんを抱えるパパ・ママを主人公にしたショートストーリー仕立てだから、絶賛育児中の忙しい方でも楽しく読めます。
マンガの内容を補足・おさらいするコラムも充実。
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わんわんと元気に泣く赤ちゃんをあやそうとしたら、
「泣いたらすぐ抱っこしてあげないと、愛情が伝わらないよ!」
「すぐ抱っこしてばかりじゃ、抱きぐせがついちゃうよ!」
と正反対のアドバイスをされ、とまどったパパ・ママも多いのではないでしょうか。
しつけは厳しい方がいいとか、子どもの自由にさせた方がいいとか、黙っていても愛情は伝わるとか、言葉や態度に示さなきゃダメとか、世の中にはたくさんの“子育てアドバイス”があふてれいて、いったいどれを信じたらよいのか、子育て経験のないパパ・ママは混乱してしまうかもしれません。
また、子育て経験があったとしても、一人目の子にうまくいった方法が、二人目が生まれた時もうまくいくとは限りません。子どもたちはひとりひとり違い、家族をとりまく状況も刻々と変化していくからです。
本書の著者・山本ユキコ(心理学博士、キッズ・キッズ折尾保育園園長)は、こうした正反対の子育てアドバイスが現代日本に氾濫しているのは「昔ながらの大家族による『農村型』の子育てと、高度経済成長期に広まった欧米風の『都市型』の子育てが混在しているから」と分析。
長年の子育て支援の経験から、それぞれの子育て型の特徴を知り、自分の育児環境に合わせて「いいとこどり」をして、無理のない子育てスタイルを組み立てることが大切、という結論にいたりました。
本書では、子育て中のパパ・ママが「あるある!」と思うような具体的な状況をエピソードに組み込みながら、親と子のストレスをできるだけおさえ、のびのび子育てを楽しむための生活ルールの作り方やしつけの仕方を、マンガでわかりやすく解説。
特にワンオペ育児になりやすい核家族での子育てを想定して、
「ずっと抱っこやおんぶをしてあげたほうがいいの?」
「赤ちゃんにはいっぱい話しかけた方がいいの?」
「早いうちから英才教育をしたほうがいいの?」
「子どもを怒鳴らずに言うことをきかせるにはどうしたらいいの?」
といった疑問や不安をフォローします。
内容説明
現代日本に混在する「農村型」と「都市型」2つの育児スタイルから「いいとこどり」をして、各家庭の育児環境に合った生活ルールを作り、親も子もストレスを溜め過ぎずに「しつけ」ができる方法を、長年子育て指導に携わっている心理学博士が、マンガでわかりやすく手ほどき!
目次
子育てはコーディネート
小さい頃の英才教育に効果はない
日本の子どもは抱っこが好き?
文化によってしつけ方は違う
魔の2歳児とどう付き合う?
生活ルールを作ろう
たまには“鬼”にまかせてもいい
赤ちゃんは「時間」を守ってくれない
「順番」を決めて生活リズムを作ろう
家族に合ったスタイルを
次にする事がわかるのは子どもにもいい
毎日かならず「愛情チャージ」
愛情も組み合わせて伝えられる
著者等紹介
山本ユキコ[ヤマモトユキコ]
心理学博士、キッズ・キッズ折尾保育園園長。九州大学大学院人間環境学研究科修士課程・博士課程修了、博士号取得。日本学術振興会特別研究員・岡崎国立生理学研究所(現自然科学研究機構生理学研究所)心理生理学部門研究員などを務める。その後、出産を機に子育て支援に転身し、現在は保育園の園長をしている
ながさわゆみこ[ナガサワユミコ]
漫画家・看護師。防衛医科大学校高等看護学院卒。漫画活動中に心理学に興味を持ち、放送大学で基礎を学ぶ。別名義の著書に『病院のないしょ』『看護学生のないしょ』『となりの育児くん』(いずれも、ぶんか社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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