出版社内容情報
心理療法統合の第一人者である著者が、理論と実践の最新動向を一望できる形で編んだ、書き下ろしを含む待望の論考集。特定の学派の枠に縛られず、目の前のクライエントに最適な支援を届けるための「臨床をつなぐ」知恵が凝縮されている。
全4部を通して、多角的な視点から統合的実践を解き明かす。第Ⅰ部では、心理療法における共通要因(文脈モデル、希望、動機づけ等)や多元主義といった基礎理論を整理。第Ⅱ部では、クライエントを「セラピーを推し進める主体」と位置づけ、そのスピリチュアリティや協働的な枠作りの重要性を説く。第Ⅲ部では、セラピストのパーソナルな自己や非言語的プロセスを含む「治療関係」の核心に迫る。そして第Ⅳ部では、著者が長年取り組んできた「循環的心理力動アプローチ」の理論と実際、さらに専門知と実践知を養う訓練の在り方を提示する。
学派横断的な多元的実践を目指す心理臨床家、研究者、そして対人援助の実践者にとって今後の臨床の指針となる必携の一冊。
【目次】
はじめに
第Ⅰ部 統合的心理療法の基礎と共通要因
第1章 心理療法への統合的アプローチについての私見
第2章 学派を超えた実践のスタイル:多元主義と統合
第3章 心理療法において有効な要因は何か:特定要因と共通要因をめぐる論争
第4章 心理療法の共通要因:文脈モデル
第5章 心理職の訓練における専門知と実践知:支援の効果を高める訓練とは?
第Ⅱ部 クライエント要因
第6章 心理療法統合とクライエント要因
第7章 クライエントの希望・期待・動機づけを高める
第8章 クライエントのスピリチュアリティを尊重し、支援を適合させる
第9章 面接の枠作りにおけるクライエントとの協働作業の重要性
第Ⅲ部 治療関係要因
第10章 二者心理学における共感の再概念化:関係論的な心理療法における治療関係
第11章 心理療法におけるセラピストのパーソナルな自己について:職業的―個人的な関係としての治療関係
第12章 治療的会話を育む工夫:非言語的なプロセスに注目して
第13章 関係モデルにおける見立て:見立てと関わりを循環的なプロセスとして捉える
第Ⅳ部 循環的心理力動アプローチ
第14章 こころと行動の相互作用:循環的心理力動アプローチ
第15章 循環的心理力動アプローチの実際
おわりに
文献一覧
初出一覧
索引
内容説明
現場で役立つ視座を得るために。クライエントを「セラピーを推し進める主体」として捉え直し、協働的な枠組みをどう築くか?臨床の実践知を高めたいすべての心理職のための新たなスタンダード。
目次
第1部 統合的心理療法の基礎と共通要因(心理療法への統合的アプローチについての私見;学派を超えた実践のスタイル:多元主義と統合;心理療法において有効な要因は何か:特定要因と共通要因をめぐる論争;心理療法の共通要因:文脈モデル;心理職の訓練における専門知と実践知:支援の効果を高める訓練とは?)
第2部 クライエント要因(心理療法統合とクライエント要因;クライエントの希望・期待・動機づけを高める;クライエントのスピリチュアリティを尊重し、支援を適合させる;枠作りにおけるクライエントとの協働作業の重要性)
第3部 治療関係要因(二者心理学における共感の再概念化:関係論的な心理療法における治療関係;心理療法におけるセラピストのパーソナルな自己について:職業的‐個人的な関係としての治療関係;治療的会話を育む工夫:非言語的なプロセスに注目して;関係モデルにおける見立て:見立てと関わりを相互循環的なプロセスとして捉える)
第4部 循環的心理力動アプローチ(こころと行動の相互作用:循環的心理力動アプローチ;循環的心理力動アプローチの実際)
著者等紹介
杉原保史[スギハラヤスシ]
京都大学教育学部、京都大学大学院教育学研究科にて臨床心理学を学ぶ。大谷大学文学部専任講師、京都大学カウンセリングセンター教授などを経て、京都大学学生総合支援機構学生相談部門教授。教育学博士(京都大学)、公認心理師、臨床心理士。日本心理療法統合学会副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 電子書籍
- 学校時報 1964年8月号



