出版社内容情報
どれだけ頭で考えて、どれだけが鋭い分析ができても、その場のその瞬間に、クライエントに伝える言葉が口から出てこなければカウンセリングにはならない。
本書は『100のワークで学ぶ カウンセリングの見立てと方針』の続刊として、その「応答」の部分に特化したワークを100個掲載。初心者向けではあるが、一通りの基礎を習得し終え、実際の現場を体験し始めた人を対象に、一言ひとことに意図を持った応答ができるようになることを学ぶ。
解答例を通して実践に即したやりとりの力をつけることができ、中堅以上の人は自身の経験の振り返りにも活用できる。
【本書の特長】
①「見立て」と「応答」は循環的な関係にあり、カウンセラーの応答には必ず意図があることを学ぶ。
②クライエントとの共同作業として見立てを形づくっていくプロセスを具体的に提示。
③ワークは全部で100個。書き込み式のものもあり、それぞれに解説や解答例、解答のヒントを掲載。
④解説には前著3冊の関連箇所を多く盛り込み、学習が広がりやすいように工夫。
⑤初心者のうちは対応が難しい、クライエントからの疑問や倫理的問題もカバー。
内容説明
好評の『100のワークで学ぶカウンセリングの見立てと方針』に続き、「応答」に特化したワークを100個掲載。クライエントの思いを受け止め、意図を持って言葉を返す力を身につけることができる。
目次
第1章 意図を持って応答する
第2章 流れの中で意図を持って応答を組み立てる
第3章 事実関係を尋ねる
第4章 思いを受け止める
第5章 思いを明確化する
第6章 引っかかりを通して思いを引き出す
第7章 見立てを伝える
第8章 思いを揺らす・作戦会議・提案
第9章 カウンセラーの思いを伝える
第10章 カウンセリングへの疑問や不信に答える
第11章 倫理に絡む応答
第12章 遊戯療法における応答
著者等紹介
竹内健児[タケウチケンジ]
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学習認定退学。トウレーヌ甲南学園カウンセラー(在仏)、奈良産業大学、京都光華女子大学、徳島大学准教授、立命館大学大学院人間科学研究科教授を歴任。臨床心理士、公認心理師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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