出版社内容情報
どれだけ頭で考えて、どれだけが鋭い分析ができても、その場のその瞬間に、クライエントに伝える言葉が口から出てこなければカウンセリングにはならない。
本書は『100のワークで学ぶ カウンセリングの見立てと方針』の続刊として、その「応答」の部分に特化したワークを100個掲載。初心者向けではあるが、一通りの基礎を習得し終え、実際の現場を体験し始めた人を対象に、一言ひとことに意図を持った応答ができるようになることを学ぶ。
解答例を通して実践に即したやりとりの力をつけることができ、中堅以上の人は自身の経験の振り返りにも活用できる。
【本書の特長】
①「見立て」と「応答」は循環的な関係にあり、カウンセラーの応答には必ず意図があることを学ぶ。
②クライエントとの共同作業として見立てを形づくっていくプロセスを具体的に提示。
③ワークは全部で100個。書き込み式のものもあり、それぞれに解説や解答例、解答のヒントを掲載。
④解説には前著3冊の関連箇所を多く盛り込み、学習が広がりやすいように工夫。
⑤初心者のうちは対応が難しい、クライエントからの疑問や倫理的問題もカバー。