出版社内容情報
身体的、心理的にいたみを持つ人たちの語りを、どのように聞けばいいのか? 生きていくなかで出会う苦しみや死と、どう向き合えばいいのか? エビデンス重視の現代医療に警鐘を鳴らし、患者一人ひとりの物語に耳を傾けながら治療を行う緩和ケア医と、多くの吃音当事者に話を聞いてきたノンフィクション作家が、人のいたみ、そして自分自身のいたみを巡って言葉を交わした対話の記録。
内容説明
多くの吃音当事者に話を聞いてきたノンフィクション作家が聞き手となり、患者一人ひとりの物語に耳を傾けながら治療を行う緩和ケア医と言葉を交わした対話の記録。
目次
第1章 岸本先生はどのように話を聞いてきたか(ただ、そばにいること;この人の思いを全然わかっていなかった ほか)
第2章 話を聞く方法について(意識水準を下げて聞く;葛藤を抱える ほか)
第3章 夢によって開かれた心理学への扉(学生時代に夢があふれ出した;幼いころから死が怖かった ほか)
第4章 現代の医療について(脳科学的に見直されつつある夢の意味;せん妄の捉え方から見える医療の問題 ほか)
第5章 いたみを抱えた人の話を聞くことについて(死とどう向き合うか;死を迎えるときの時間体験 ほか)
著者等紹介
近藤雄生[コンドウユウキ]
1976年東京都生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院修了。2003年、旅をしながらライターとして活動しようと、結婚直後の妻とともに日本を発つ。オーストラリア、東南アジア、中国、ユーラシア大陸で、5年以上にわたって、移動・定住を繰り返しながら月刊誌や週刊誌にルポルタージュなどを寄稿。2008年に帰国。以来、京都市を拠点に執筆する。大谷大学/放送大学非常勤講師、理系ライター集団「チーム・パスカル」メンバー
岸本寛史[キシモトノリフミ]
1966年生まれ。1991年京都大学医学部卒業。内科医。富山大学保健管理センター助教授、京都大学医学部附属病院准教授を経て、現在、静岡県立総合病院緩和医療科部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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