出版社内容情報
自我の成長がめざましい学童期の子どもは、幼かった頃のように心を開かなくなります。傷つきやすく、気分の変動が起こりやすくなると親としては心配でしょう。もしも、ご家庭でお子さんに気になることがある時は、表現アートセラピーに挑戦してみてください。
本書で紹介する表現アートセラピーは、絵を描くだけではなく、体や声を使って感じるままに創作や表現を行う統合的心理療法です。考えるよりも創造的になることで、答えが見つかることがあります。
著者は、表現アートセラピストで絵本作家の吉田エリ。子どもが家庭でひとりでも楽しみながらできるように、イラストを満載し分かりやすく紹介しています。何度も取り組めるように、QRコードで読み取れるワークシートもついています。
表現アートセラピーの魅力を紹介するこの本は、子どもの心を柔軟にしながら成長の旅へと導く手助けをしてくれます。表現アートの技法を通して、心について学びながら自分自身を知っていくステップ式のワークブックです。色えんぴつやスケッチブックがあれば、すぐに挑戦できます。
子どもたちが親しみやすいファンタジーの世界を題材に、チャレンジの旅がはじまります。「感じること」「創ること」「表現すること」「探究すること」について楽しみながら学ぶうちに、心と体が軽くなっていくことでしょう。そして、ひとたび本当の自分を見つけることができた子どもは、自信をもって成長のためのチャレンジを続けることができるようになります。
目次
1章 創造のとびら「わたしはだれ?」(五感で感じてみよう!;点・線・面で描こう ほか)
2章 表現のとびら「きみは何者?」(気持ちを表現しよう;感情チャイルド ほか)
3章 探検のとびら「王様はどこにいる?」(心を写す窓;自分の正体をさぐろう ほか)
4章 成長のとびら「青い鳥をさがして」(おそれは変化へのとびら;8つの才能 ほか)
著者等紹介
吉田エリ[ヨシダエリ]
表現アートセラピスト/アトリエワイエス主宰。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、企業デザイナーを経て、絵本作家として独立。雑誌の他、書籍装丁のイラストレーターとしても活躍する。後に、米国カリフォルニアのパーソンセンタード・イクスプレッシブ・アートセラピー研究所にて、表現アートセラピーを学ぶ。ベティ・エドワーズ博士の「脳の右側で描け」ワークショップの経験から、アートが心に与える影響や可能性に目覚め研究や専門のトレーニングをはじめる。既存のアートセラピーの枠にとらわれない自由な視点から、オリジナルのワークショップの開発に取り組む。現在は、心の葛藤を解放する「マインド・デトックス」や傷ついた自己を再生する「インナーチャイルドワーク」などのワークショップの提供や、カウンセリング、執筆を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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