出版社内容情報
あなたのお子さんは、「友達づくりに苦労している」「大勢の中では存在感が薄い」「行事への参加をためらう」というようなことはありませんか? 思い当たる場合は、内気さが足かせになっているサインかもしれません。
過去のいじめやからかいを受けたことが尾を引いていたり、声を上げることや失敗するのを恐れたり、危険を冒すことをさけていたりする可能性があります。内気なことは決して悪いことではありませんが、内気なために新しいことへの挑戦を恐れ、本当の自分を見せることに不安を抱いているようなら対策が必要です。
本書は、7歳から11歳の子どものために書かれた〈おたすけモンスター〉シリーズの第5巻、自分の持つ勇気に気づき、内気さを克服するための実践ガイドです。
児童心理学者が使用している実績のある認知行動療法とマインドフルネスの手法に、お子さんが人見知りや自信のなさを克服するためのアクティビティを組み合わせた対話型ワークブックです。このアクティビティには、役立つヒントやインスピレーションを与える言葉、保護者の方向けの実用的な情報が散りばめられています。
子どもが自分のペースで取り組める、「すぐに落ち着くスキル」「勇気のある自分を想像する」「大声を絵にする」といったアクティビティが豊富に紹介されています。
ガイドしてくれるのは、親しみやすく協力的なおたすけモンスター「ジェム」。お子さんを楽しいアクティビティやゲームへいざなってくれます。これらのエクササイズは、お子さんが自分の価値を認識し、誰もが世界で唯一の大切な存在だと気づき、自分がすでに持っている勇気を発見できるようになっています。また自分の足かせになっている内気さを意識し、さらには改めていくのにも有益です。
7歳から11歳と言えば、社会的関係への意識が高まり、他人の評価が気になり始める年頃です。周囲に合わせるため、控えめになったり目立たないようにしたりするのも無理はありません。けれども、保護者のみなさんが忍耐強く支えれば、お子さんは勇気と自己肯定感を育めます。
内容説明
はずかしがりやのきみへ!ジェムといっしょに、思ったことを言ったりやったりしよう!7歳~11歳の子どものためのCBT(認知行動療法)。
目次
1 内気な自分
2 勇気を持つために
3 自分のままでいい
4 勇気を持つには
5 自分をいたわり大切にする
6 やったね、お祝いだ!
著者等紹介
オニール,ポピー[オニール,ポピー] [O’Neill,Poppy]
彼女の短編小説とノンフィクション作品は、さまざまな文芸雑誌やアンソロジーに登場し、またショートショート作品は、バスフラッシュフィクション賞とブリストル賞の候補に挙がってくる常連でもある
山崎正浩[ヤマザキマサヒロ]
翻訳家。1967年生まれ。慶應義塾大学卒業後、会社勤めを経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。