出版社内容情報
私とは何か、私がいる現実とは何か……。映画監督・押井守がその作品を通して投げかけてくる問いを心理臨床実践に重ね合わせたとき、どのような地平が開けるのか。心理臨床の根本的な出発点となる「私」、そして「私」がこの世に身を置くための基盤となる「身体」を切り口として、押井の発言や作品を手がかりに、心理臨床の意味を問い直す。“ゴースト”のささやきにいかに耳を傾けることができるか、異色の心理臨床論。
内容説明
私とは何か、私がいる現実とは何か…。映画監督・押井守がその作品を通して投げかけてくる問いを心理臨床実践に重ね合わせたとき、どのような地平が開けるのか。心理臨床の根本的な出発点となる「私」、そして「私」がこの世に身を置くための基盤となる「身体」を切り口として、押井の発言や作品を手がかりに心理臨床の意味を問い直す。“ゴースト”のささやきにいかに耳を傾けることができるか、異色の心理臨床論。
目次
第1章 目的と問題の焦点化
第2章 映画監督・押井守―素材へいたるまでの背景
第3章 アニメ映画『攻殻機動隊』(前半)
第4章 アニメ映画『攻殻機動隊』(前半)の考察
第5章 アニメ映画『攻殻機動隊』(後半)
第6章 アニメ映画『攻殻機動隊』(後半)の考察
第7章 アニメ映画『イノセンス』
第8章 アニメ映画『イノセンス』の考察
第9章 総合考察
著者等紹介
齋藤眞[サイトウマコト]
1963年生まれ。1992年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学。京都大学博士(教育学)。ユング派分析家、臨床心理士、公認心理師。愛知教育大学教育学部准教授を経て、愛知学院大学心身科学部(2022年心理学部開設予定)教授。専門は臨床心理学、心理療法論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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