出版社内容情報
壺イメージ療法とは「壺」をイメージの中に浮かべ、そこに出入りすることを治療者とともに協力しつつ行なうイメージ療法の一種である。本書は、1984年に広島で2日にわたり開かれた研究会の記録をもとに編まれた。創始者の田嶌誠一をはじめ、司会者:成瀬悟策、発表者:伊藤研一、栗山一八、冨永良喜、松木繁、討論者:倉戸ヨシヤ、栗山一八、中井久夫、増井武士、村瀬孝雄が参加。日本の臨床土壌から生まれた独自の技法を包括的に知るための格好の案内書。
内容説明
すべての臨床家必読の名著、装いを新たに復刊。日本の臨床土壌から生まれた独自の技法に関する記念碑的研究会の記録。創始者の田嶌誠一をはじめ、司会:成瀬悟策、発表:伊藤研一、栗山一八、田嶌誠一、冨永良喜、松木繁、討論:倉戸ヨシヤ、栗山一八、中井久夫、増井武士、村瀬孝雄ら(五十音順)が参加。
目次
第1部 イメージ療法と壺イメージ療法(心理療法におけるイメージ技法;イメージの治癒力―フリー・イメージによる面接経験から;壺イメージ療法;壺イメージの経験から)
第2部 事例篇(壺イメージ療法を適用した境界例の事例;壺イメージ療法を適用した心身症の事例;壺イメージ療法を適用した登校拒否児の事例;壺イメージ療法を適用した夜尿症児の事例;自己臭体験を訴えた女子学生の事例―壺イメージ療法を通じて考えた治療の意味)
第3部 コメント篇
著者等紹介
成瀬悟策[ナルセゴサク]
1924年生まれ。東京文理科大学心理学科卒業。九州大学名誉教授。日本催眠医学心理学会理事長、日本心理臨床学会理事長、日本リハビリテイション心理学会理事長などを歴任。医学博士、臨床心理士
田嶌誠一[タジマセイイチ]
1951年生まれ。九州大学大学院教育学研究科(心理学専攻)博士課程修了。九州大学名誉教授。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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