出版社内容情報
臨床心理士/公認心理師を含め、これからの社会のなかで幅広い分野で活躍が期待される「心の援助職」のための参考書。 ケース検討会グループとは、スーパーヴァイザーを中心に複数のメンバーが参加し、毎回、ひとりのメンバーによって提示されるひとつのケースを「グループ全体で」検討していくもので、さまざまな視点からコメントを得られる、というメリットの他、次のような点が最大の魅力となります。
?グループのメンバー同士が相互に影響し合い、学び合える。
?第三者に開かれる体験をもてる。
?グループ・ダイナミクスを体験し、そのなかでケースへの理解が深められる。
?スーパーヴァイザーをめぐるメンバー間の同胞葛藤に身を置き、そこで感じ考えることで自分を成長させることができる。
?心理臨床家としての横のつながりを作ることができる。
このような「心の援助職」における研鑽へとつながっていくため、本書は七つの実際例で成っています。おのおののケースが【概要】【プロセスノート】【ディスカッション】という流れでライヴ感覚で深められ、それらを「発表者の感想」そして「スーパーヴァイザーのコメント」で、もういちど丁寧にくるみ直します。――各ケース検討の末尾に、そこでの着目点にまつわる【Q&A】が添えられます!
これから社会の幅広い分野で活躍が期待される「心の援助職」が、実践のなかで切磋琢磨し実力を溜めていくために、こころ強い支えとなる参考書です。
プロローグ (藤山直樹)
序 章
ケース検討会のさまざま
ケース検討会グループの現状
なぜケース検討会グループなのか
ケース検討会グループの実際
本書におけるケース提示の構成
Case 1
Case 2
Case 3
Case 4
Case 5
Case 6
Case 7
解 題 不快な集団に入る (松木邦裕)
エピローグ
藤山 直樹[フジヤマ ナオキ]
監修
大森 智恵[オオモリ トモエ]
編集/著・文・その他
藤巻 純[フジマキ ジュン]
著・文・その他
吉村 聡[ヨシムラ サトシ]
著・文・その他
内容説明
複眼視野が広がる瞬間を再現したヴィヴィッドな臨場感!紙上スーパーヴィジョン。7つのケースをめぐる迫真のディスカッションのなかで次から次へと立ち現れる“こころのダイナミクス”。
著者等紹介
藤山直樹[フジヤマナオキ]
東京大学医学部卒業。精神分析個人開業、上智大学総合人間学部教授。元・日本精神分析学会会長。日本精神分析協会正会員
大森智恵[オオモリトモエ]
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程、在籍中。南青山心理相談室、臨床心理士、日本精神分析学会認定心理療法士スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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なっしー