危機介入の箱庭療法―極限状況の子どもたちへのアウトリーチ

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危機介入の箱庭療法―極限状況の子どもたちへのアウトリーチ

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422116907
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

心理療法の創始者たちが思い描いていた社会的ヴィジョンを振り返り、世界中で試行してきた独自の箱庭療法の事例を紹介する。心理療法の創始者たちが思い描いていた社会的ヴィジョン、
そして彼らの熱意と理想を振り返りながら、
世界中の危機的状況にあるコミュニティで深刻なトラウマを抱えた子どもたちに
試行してきた独自の箱庭療法の事例を紹介する。

南アフリカのスラム街から中国の大地震の被災地、コロンビアの紛争地域まで、
訓練された専門家が不足し、設備が整わない環境下でも、
イメージという非言語的プロセスに関わる箱庭療法の特徴を最大限に生かし、
効果的な心理的援助を可能にした卓抜な方法論の実践記録。

「本書に突きつけられている大きな問いは、次のようなものである。社会的な貧困状況において、心理療法は本当に役に立つのか。安全な住居や食糧、学校教育を確保せずして、心理的介入は許されないのか。栄養不良の子どもに心理療法から手を差し伸べられることはないか……。このような問題意識が、本書の扱うプロジェクト全体に通底している。」(本文より)

[目次]

監訳者まえがき
日本語版序文

序論
第1章 精神分析の社会的側面――フロイトの無料診療所
第2章 分析心理学の文化横断的構想―カール・グスタフ・ユングと遊び
第3章 マーガレット・ローエンフェルトの世界技法とドラ・カルフの箱庭療法
第4章 極限状況における心理療法
第5章 心的トラウマと心の回復
第6章 箱庭表現法
第7章 南アフリカでの実践
第8章 中国での実践
第9章 コロンビアでの実践
第10章 箱庭表現法プロジェクトの実践手引き

文献
索引
訳者解題

エヴァ・パティス・ゾーヤ[エヴァ パティス ゾーヤ]
著・文・その他

河合 俊雄[カワイ トシオ]
監修/翻訳

小木曽 由佳[オギソ ユカ]
翻訳

内容説明

心理療法の創始者たちの理想に立ち返り、世界中の危機的状況にあるコミュニティで深刻なトラウマを抱えた子どもたちに試行してきた独自の箱庭療法の事例を紹介する。訓練された専門家が不足し、設備が整わない環境下でも、イメージを扱う箱庭療法の特徴を最大限に生かし、効果的な心理的援助を可能にした単抜な方法論の実践記録。

目次

第1章 精神分析の社会的側面―フロイトの無料診療所
第2章 分析心理学の文化横断的構想―カール・グスタフ・ユングと遊び
第3章 マーガレット・ローエンフェルトの世界技法とドラ・カルフの箱庭療法
第4章 極限状況における心理療法
第5章 心的トラウマと心の回復
第6章 箱庭表現法
第7章 南アフリカでの実践
第8章 中国での実践
第9章 コロンビアでの実践
第10章 箱庭表現法プロジェクトの実践手引き

著者等紹介

ゾーヤ,エヴァ・パティス[ゾーヤ,エヴァパティス] [Zoja,Eva Pattis]
1952年生。イタリア在住の臨床心理学者。ユング派分析家。ウィーンでユング派の訓練を受け、オーストリア分析心理学協会(¨Osterreichische Gesellschaft f¨ur Analytische Psychologie)の創設に携わる。イタリア・ミラノで個人開業。チューリッヒのユング・インスティテュート、ニューヨークのユング・ファウンデーションで教鞭を執る。現在、南アフリカ、中国、コロンビア、アルゼンチンで国際箱庭表現法協会の実践を行う

河合俊雄[カワイトシオ]
1957年生。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。PhD.(チューリッヒ大学)、ユング派分析家、臨床心理士。現在、京都大学こころの未来研究センター長・教授。専攻は臨床心理学

小木曽由佳[オギソユカ]
1983年生。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)、臨床心理士。日本学術振興会特別研究員PDなどを経て、東京大学学生相談ネットワーク本部特任助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しょうゆ

1
とても面白く、周りにも薦めたい専門書でした。南アの貧民街や、福祉の行き届かない地域にボランティアたちで箱庭を(文字通り手作りで)実践していくのだが、子どもたちの心を表現する方法として、箱庭が持つ強み、魅力を伝えながら、その可能性をすごく広げ、再確認できた。また、事例が強烈でびっくりする。日本の虐待なんて比じゃないんだなと思うし、そういうケースに対して箱庭がどういう形になるかもすごく勉強になった2021/07/05

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