出版社内容情報
うつ病、アルコール依存症の治療やいじめ、非行への対応など、ロールレタリングの可能性を探究し続けてきた著者の臨床の集大成。
人間関係を基盤としたさまざまな問題への臨床的有効性が確認されているロールレタリングは、医療や教育の現場を中心に着実に広がりを見せている。本書は、30年にわたってロールレタリングによる臨床と研究を積み重ねてきた著者の集大成。境界性人格障害、うつ病、アルコール依存症の治療やいじめ、非行への対応など、さまざまな場面においてロールレタリングの可能性を探究し続けてきた著者の臨床実践の成果をまとめる。
目 次
監修者のことば
まえがき
1章 ロールレタリングの理論的基盤
2章 ロールレタリング技法の開発
3章 認知行動療法としてのロールレタリング
4章 気づきの心理構造
5章 ロールレタリングでなぜ自己の問題性に気づくのか
6章 境界性人格障害(BPD)とロールレタリング
7章 多重人格障害(MPD)の治療におけるロールレタリングの役割
8章 いじめ・自殺防止のためのロールレタリング
9章 引きこもる、キレる心理と告白の効果
10章 ロールレタリングとファミリー・ケースワークの併用
11章 ロールレタリングについて読者の質問に答える
12章 飲酒運転防止のための断酒の知恵
13章 うつ病患者に対するロールレタリングの効果
14章 あるアルコール依存症者の人生脚本
15章 怒りの日記を書いて活路を見出す
16章 ロールレタリングによる生と死の教育
あとがき
【著者紹介】
杉田峰康(すぎた・みねやす) 臨床心理学者。日本交流分析学会理事長。福岡県立大学名誉教授。1933年、東京生まれ。米国ルーテル大学(キリスト教学専攻)・米国コンコルディア大学(心理学・ケースワーク専攻)卒業、米国イリノイ大学大学院修了(心理学・カウンセリング・ケースワーク専攻)。九州大学医学部心療内科講師、活水女子大学教授、福岡県立大学人間社会学部教授、福岡県立大学大学院研究科教授等を経て現職。日本ロールレタリング学会初代会長。著書に、『交流分析と心身症』(医歯薬出版)、 『人生ドラマの自己分析』、『こじれる人間関係』、『新しい交流分析の実際』(以上、創元社)、『教育カウンセリングと交流分析』、『カウンセリングのすすめ方』、『交流分析の基礎知識TA用語100』(以上、チーム医療)、『交流分析のすすめ』(日本文化科学社)ほか多数。
内容説明
境界性人格障害、うつ病、アルコール依存症の治療やいじめ、非行への対応…。さまざまな場面においてロールレタリングの臨床的有効性を探究し続けてきた、著者の三十年にわたる実践・研究の集大成。
目次
ロールレタリングの理論的基盤
ロールレタリング技法の開発
認知行動療法としてのロールレタリング
気づきの心理構造
ロールレタリングでなぜ自己の問題性に気づくのか―脳科学からのアプローチ
境界性人格障害(BPD)とロールレタリング
多重人格障害(MPD)の治療におけるロールレタリングの役割
いじめ・自殺防止のためのロールレタリング
引きこもる、キレる心理と告白の効果
ロールレタリングとファミリー・ケースワークの併用―窃盗を長期にくり返した少年の社会復帰の事例
ロールレタリングについて読者の質問に答える
飲酒運転防止のための断酒の知恵―脳科学によるアプローチ
うつ病患者に対するロールレタリングの効果―多チャンネルNIRSを用いて
あるアルコール依存症者の人生脚本―自分らしくなったとき断酒は身につく
怒りの日記を書いて活路を見出す
ロールレタリングによる生と死の教育―中学校における実践報告
著者等紹介
杉田峰康[スギタミネヤス]
臨床心理学者。日本交流分析学会理事長。福岡県立大学名誉教授。1933年、東京生まれ。米国ルーテル大学(キリスト教学専攻)・米国コンコルディア大学(心理学・ケースワーク専攻)卒業、米国イリノイ大学大学院修了(心理学・カウンセリング・ケースワーク専攻)。九州大学医学部心療内科講師、活水女子大学教授、福岡県立大学人間社会学部教授、福岡県立大学大学院研究科教授等を経て現職。日本ロールレタリング学会初代会長
春口徳雄[ハルグチノリオ]
西九州大学名誉教授。医学博士。臨床心理士。日本交流分析学会会員。1925年福岡県生まれ。熊本大学教育学部卒業。法務省法務教官として少年の矯正教育に携わる。法務省中央矯正研修所研究員、国連アジア極東犯罪防止研修所国際研修員、西九州大学家政学部社会福祉学科教授、大分友愛病院勤務などを経る。1980年代前半からロールレタリングを理論的に構築し、ロールレタリング研究会および日本ロールレタリング学会を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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