乳児観察と調査・研究―日常場面のこころのプロセス

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乳児観察と調査・研究―日常場面のこころのプロセス

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  • サイズ A5判/ページ数 273p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422115399
  • NDC分類 376.11
  • Cコード C3011

出版社内容情報

文化人類学や発達心理学、社会学などの分野で調査・研究の方法論として多様な展開を示す、乳児観察の到達点と可能性。

赤ん坊の体験世界を理解するためのアプローチである乳児観察は、精神分析的心理療法の基礎訓練に用いられているが、近年は治療や面接という文脈を超えて、文化人類学や発達心理学、社会学などの分野で調査・研究の方法論としての価値が認識されるようになっている。本書では、乳児観察の歴史や哲学的背景まで深く掘り下げながら、多様な場面や対象に適用された実際の研究事例を豊富に紹介し、その到達点と可能性を包括的に示す。

目次

日本語版への序文
まえがき
謝辞

第1章 イントロダクション

第I部
イントロダクション
第2章 調査・研究方法としての乳児観察
第3章 乳児の体験世界をいかにして知ることができるのか?――調査・研究から学んだこと
第4章 子どもや家族と第一線で関わる専門家訓練における乳児観察の応用の評価
第5章 乳児観察の体験が精神分析的心理療法の訓練の中心に据えられる意味
第6章 現場で――精神分析的観察と認識論的実在論

第II部
イントロダクション
第7章 精神分析的乳児観察の単一事例から何が学べるのだろうか?
第8章 里親養育を受ける乳児の治療的観察
第9章 文化体験を観察する際の驚きを利用する
第10章 早期介入としての乳児観察――予備調査・研究プロジェクトから学んだこと
第11章 傷つき、情緒的に凍りついた母親が、赤ん坊を観察し、違ったやり方で接し、赤ん坊に生命の光が宿るのを見守れるようになるための援助
第12章 赤ん坊の喪失の後に新たに生まれてきた赤ん坊の体験

第III部
イントロダクション
第13章 赤ん坊の集団生活――認知と可能性の広がり
第14章 乳児観察の調査・研究を他のパラダイムとつなげていくこと
第15章 老人ホームにおける観察――調査・研究の方法としての単一事例研究と組織観察
第16章 乳児観察、民族誌学、そして社会人類学

あとがき
文献
人名索引
事項索引
監訳者あとがき

【著者紹介】
◆キャシー・アーウィン(Cathy Urwin)子ども、青年、成人の心理療法士である。ロンドンのタビストック・クリニックで、コンサルタント子ども・青年心理療法士、リサーチフェローのポストを持ち仕事をしていた。また、個人開業も行っていた。教師、発達心理学の研究者としての背景を持ち、長年の間、乳児観察および幼児観察を指導してきた。また、ESRC基金の調査・研究である、母親が養育を行うこととアイデンティティに関する研究における乳児観察の部分をスーパーヴァイズし、そこで得られた知見を2007年の『国際乳児観察・乳児観察の応用研究』特集号に発表した。また、Child Psychotherapy and Research(N. Midgley, J. Anderson, E. Grainger, T. Nesic-Vuckovicとともに、London: Routledge, 2009)の編者である。

内容説明

調査・研究者の体験のインパクトを重要なデータ源とする乳児観察は、文化人類学や発達心理学、社会学などの分野で調査・研究の方法論としての価値が認識されるようになっている。乳児観察の歴史や哲学的背景まで深く掘り下げながら、多様な場面や対象に適用された実際の研究事例を豊富に紹介し、その到達点と可能性を明らかにする。

目次

イントロダクション
第1部(調査・研究方法としての乳児観察;乳児の体験世界をいかにして知ることができるのか?―調査・研究から学んだこと;子どもや家族と第一線で関わる専門家訓練における乳児観察の応用の評価;乳児観察の体験が精神分析的心理療法の訓練の中心に据えられる意味;現場で―精神分析的観察と認識論的実在論)
第2部(精神分析的乳児観察の単一事例から何が学べるのだろうか?;里親養育を受ける乳児の治療的観察;文化体験を観察する際の驚きを利用する;早期介入としての乳児観察―予備調査・研究プロジェクトから学んだこと;傷つき、情緒的に凍りついた母親が、赤ん坊を観察し、違ったやり方で接し、赤ん坊に生命の光が宿るのを見守れるようになるための援助;赤ん坊の喪失の後に新たに生まれてきた赤ん坊の体験)
第3部(赤ん坊の集団生活―認知と可能性の広がり;乳児観察の調査・研究を他のパラダイムとつなげていくこと;老人ホームにおける観察―調査・研究の方法としての単一事例研究と組織観察;乳児観察、民族誌学、そして社会人類学)

著者等紹介

アーウィン,キャシー[アーウィン,キャシー] [Urwin,Cathy]
子ども、青年、成人の心理療法士である。ロンドンのタビストック・クリニックで、コンサルタント子ども・青年心理療法士、リサーチフェローのポストを持ち仕事をしていた。また、個人開業も行っていた。教師、発達心理学の研究者としての背景を持ち、長年の間、乳児観察および幼児観察を指導してきた

スターンバーグ,ジャニーン[スターンバーグ,ジャニーン] [Sternberg,Janine]
タビストック・ポートマンNHS財団のポートマン・クリニックのコンサルタント子ども・青年心理療法士である。それ以前は、多様な問題を持つ子どもたちのためのタビストック・マルベリーブッシュ・デイユニットで長年にわたって仕事をしていた。もともとはタビストック・クリニックで子どもの心理療法士としての訓練を受けたが、その後、英国心理療法士協会で成人の心理療法士としての訓練も受けた。また、最近まで『子どもの心理療法研究』の編集に携わり、『英国心理療法研究』の編集コーディネーターも務めていた

鵜飼奈津子[ウカイナツコ]
京都女子大学大学院修士課程修了後、大阪府子ども家庭センター心理職を経て、1997~2004年、タビストック・クリニック留学。子ども・青年心理療法訓練コース修了。子ども・青年心理療法士資格、M.Psych.Psych.取得。ロンドン医療センター、Refugee Therapy Centre Child&Adolescent Psychotherapistを経て、2008年より大阪経済大学人間科学部准教授。2014年より同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ポカホンタス

3
人から借りた本。内容確認のための拾い読み。精神分析的なスタンスによる、乳児観察の概念や方法、実践が示されている。理論的ベースはさておいても、物言わぬ乳児をじっと観察し、記述することを実践の中心に置く姿勢は興味深い。グラウンデッドセオリーも使われるし、人類学的なアプローチも視野に入れられているが、現象学は蚊帳の外のよう。現象学を取り入れるともっといいのにと思う。2016/04/21

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