出版社内容情報
学会第2回大会「河合隼雄先生七回忌記念大会」でのシンポジウムの記録を中心に、「臨床家としての河合隼雄」の核心に迫る。
「河合隼雄先生七回忌記念大会」として行われた学会第2回大会でのシンポジウムの記録を中心に、河合隼雄が日本のユング心理学に残したものをいま改めて考察する。シンポジウムでは、河合による数少ない貴重な臨床事例報告を取り上げ、世代の異なる3人の臨床家がその現代的意義を読み解く。河合と深い交流を持った臨床家からの特別寄稿も掲載、それぞれ河合とのかかわりを振り返りながら、「臨床家としての河合隼雄」の核心に迫る。
目 次
はじめに
シンポジウム
●河合隼雄の事例を読む 事例報告者 川戸 圓
はじめに/事例の概要/インテーク面接/2回目の面接/3回目の面接
/4回目の面接/5回目の面接/6回目の面接/7回目の面接/
8回目の面接/9回目の面接/10回目の面接/フォローアップ
●討論――事例報告を受けて 指定討論者 角野善宏・猪股 剛
ユング派の心理療法
夢を通して無意識とつながる/個人を超えた普遍的、集合的な無意識/
母性を体現する犬との別れ/普遍的な領域に降りること/
クライエントに開かれた新しい世界
多様な時間と空間を生きる
夢に現れた治療過程を支えるパートナー/混じり合う時空間/
テリトリーの質を変える/恐怖のリアリティ/ボールから見える空間の多様性/
「私は、私の人生を、私の物語として生きる」
母なるものとの別離と物語
「河合隼雄の心理療法(論)」から/夢19のとらえ方/「母殺し」とは何か/
河合隼雄の「かなしみ」
河合隼雄が残したもの
一緒に生きていくという路線/「食べること」と日本人的な「母殺し」/
創始者たちの悪戦苦闘
特別寄稿
●臨床家・河合隼雄の変容 大場 登
●河合隼雄の臨床――コンステレーションを中心に 皆藤 章
●医学と河合心理学を結ぶ 斎藤清二
追悼文
●生と死のはざまでイメージと遊んだ「達人」――樋口和彦先生を偲ぶ 名取琢自
●追悼・樋口和彦先生 河合俊雄
論 文
研究論文
●日本人の宗教性――日本人の宗教性とカウンセリングの関わりについて 加藤廣隆
●ユング心理学と個別性(eachness)の世界――『赤の書』から錬金術研究へ 小木曽由佳
印象記
●国際分析心理学会第19回大会印象記(1) 田中康裕
●国際分析心理学会第19回大会印象記(2) 高田夏子
●日本ユング心理学会第2回大会印象記 横山 剛
文献案内
●おとぎ話に関する基礎文献 山口素子
●海外文献 猪股 剛
『ユング心理学研究』投稿規定(2012年9月改定)
目次
シンポジウム(河合隼雄の事例を読む;討論―事例報告を受けて)
特別寄稿(臨床家・河合隼雄の変容;河合隼雄の臨床―コンステレーションを中心に ほか)
追悼文(生と死のはざまでイメージと遊んだ「達人」―樋口和彦先生を偲ぶ;追悼・樋口和彦先生)
論文(日本人の宗教性―日本人の宗教性とカウンセリングの関わりについて;ユング心理学と個別性(eachness)の世界―『赤の書』から錬金術研究へ)
印象記(国際分析心理学会第19回大会印象記;日本ユング心理学会第2回大会印象記)
文献案内(おとぎ話に関する基礎文献;海外文献)
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- 和書
- 『紫式部集』歌の場と表現