箱庭療法学モノグラフ<br> 物語ることと“私”―心理療法における物語の可能性

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箱庭療法学モノグラフ
物語ることと“私”―心理療法における物語の可能性

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  • サイズ A5判/ページ数 251p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422114743
  • NDC分類 146.8

目次

第1章 物語というパラダイムとその揺らぎ(方法としての「物語」の発見;分析心理学における「物語」の展開 ほか)
第2章 物語ることの実像―大学生における「箱庭物語作り法」の検討(問題;方法 ほか)
第3章 心身症・身体疾患と物語ることの問題―甲状腺疾患における物語の検討(問題―甲状腺疾患における物語;方法 ほか)
第4章 “私”と物語ることの問題:物語における“私”の現れ―「私がない」ことを訴える青年期女性の物語の検討(問題;事例の概要 ほか)
終章 “私”の物語としての心理療法(「物語ること」と「物語れないこと」;心理臨床場面における「物語」の類型 ほか)

著者紹介

長谷川千紘[ハセガワチヒロ]
1983年9月、愛知県生まれ。2011年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学こころの未来研究センター上廣こころ学研究部門研究員を経て、京都文教大学臨床心理学部講師。博士(教育学)。臨床心理士。専門は臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

〈私〉という物語る主体に着目、その実像を明らかにするとともに、心理療法の今後の展望を描き出す。

心理療法において、内面を物語ることは基本的な方法とされてきた。しかし近年、この方法では治療が展開しない症例が多く報告されるようになっている。そこで本書では、「物語」によるアプローチが通用しにくいとされてきた心身症・身体疾患、特に甲状腺疾患を対象とした調査研究および事例研究によりその実像を明らかにするとともに、〈私〉という物語る主体に着目することで、心理療法の今後の展望を描き出すことを試みる。

刊行によせて
木村晴子記念基金について

はじめに

第1章 物語というパラダイムとその揺らぎ

第2章 物語ることの実像――大学生における「箱庭物語作り法」の検討
第1節 問題
第2節 方法
第3節 箱庭制作過程からみた「物語」の検討
第4節 物語制作過程からみた「物語」の検討
第5節 イメージを物語る――本章のまとめ

第3章 心身症・身体疾患と物語ることの問題――甲状腺疾患における物語の検討
第1節 問題――甲状腺疾患における物語
第2節 方法
第3節 バウムテストにみる甲状腺疾患の心理構造
第4節 甲状腺疾患患者の語りとその構造
第5節 「物語ること」と主体

第4章 〈私〉と物語ることの問題:物語における〈私〉の現れ――「私がない」ことを訴える青年期女性の物語の検討
第1節 問題
第2節 事例の概要
第3節 事例のプロセスの検討
第4節 考察――主体のあり方からみた物語

終 章 〈私〉の物語としての心理療法

引用文献
人名索引
事項索引
初出一覧
謝 辞

【著者紹介】
長谷川千紘(はせがわ・ちひろ)1983年9月、愛知県生まれ。2011年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学こころの未来研究センター上廣こころ学研究部門研究員を経て、現在、京都文教大学臨床心理学部講師。博士(教育学)。臨床心理士。専門は臨床心理学。論文に「箱庭療法における物語作り法の検討」(箱庭療法学研究,24(3),35-51,2012年)、「『語り』と主体――神経症と甲状腺疾患患者における語りの構造的特徴の検討」(箱庭療法学研究,26(3),51-63,2014年)、「物語における〈私〉の現れ――「私がない」ことを訴える青年期女性の夢の検討」(箱庭療法学研究,27(3),17-27,2015年)、「Psychological characteristics of the NEO-FFI and the tree drawing test in patients with thyroid disease」(Psychologia,56(2),138-153,2013年,共著)など。