収納イメージ法―心におさめる心理療法

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  • サイズ A5判/ページ数 220p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422114255
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

収納イメージ法とは心理的問題にまつわるクライエントの不安や気がかりな「感じ」を、心の中に「おさめる」イメージを用いて軽減する心理療法の一つ。これは臨床家の増井武士が創案したもので、著者は長年の臨床経験の中での実践からこの手法を「収納イメージ法」と名付け、その概要や特徴、有用性や事例をまとめた。心におさめる過程でクライエントとカウンセラーに起こる“動き”を細やかに記す。増井武士による序文。

第1部 収納イメージ法の概要と特徴
 第1章 収納イメージ法の概要
 第2章 収納イメージ法の特徴

第2部 収納イメージ法におけるクライエントの体験とカウンセラーの役割
 第3章 自己支持としての収納イメージ法
 第4章 収納イメージ法における両義性と逆説性
 第5章 収納イメージ法の応用

第3部 直接的アプローチという観点からみた収納イメージ法
 第6章 直接的アプローチの治療的意義
 第7章 「じょうずな防衛」としての収納イメージ法
 第8章 収納イメージ法と因果論
 第9章 心理療法におけるカウンセラーの位置と役割

第4部 収納イメージ法からみた心理療法
 第10章 「心理療法とは何か」をめぐる試論

著者紹介:
徳田完二(トクダカンジ)
1954 年島根県生まれ。1979 年京都大学教育学部卒業。1984 年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程中。臨床心理学専攻。広島大学助手、北海道教育大学講師、助教授、北海道浅井学園大学教授を経て、2005 年より立命館大学大学院応用人間科学研究科教授。博士(教育学)。著書に『臨床心理学(第5 巻)』(創元社、分担執筆)、『学生相談と心理臨床』(金子書房、分担執筆)、『心理療法とイメージ』(岩波書店、分担執筆)、『青年期の課題と支援』(新曜社、分担執筆)など。

目次

第1部 収納イメージ法の概要と特徴(収納イメージ法の概要;収納イメージ法の特徴―その安全性を中心に)
第2部 収納イメージ法におけるクライエントの体験とカウンセラーの役割(自己支持としての収納イメージ法;収納イメージ法における両義性と逆説性;収納イメージ法の応用―呼吸に焦点をあてた治療的アプローチ)
第3部 直接的アプローチという観点からみた収納イメージ法(直接的アプローチの治療的意義;「じょうずな防衛」としての収納イメージ法;収納イメージ法と因果論;心理療法におけるカウンセラーの位置と役割)
第4部 収納イメージ法からみた心理療法(「心理療法とは何か」をめぐる試論)

著者等紹介

徳田完二[トクダカンジ]
1954年島根県生まれ。1979年京都大学教育学部卒業。1984年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。臨床心理学専攻。広島大学助手、北海道教育大学講師、助教授、北海道浅井学園大学教授を経て、2005年より立命館大学大学院応用人間科学研究科教授。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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現在でこそ遠隔相談・オンライン相談などを見聞きするが、20年以上前に学生相談領域でTV電話相談の実践されていたから存じ上げておりました。また増井武士先生のブログでも紹介されていました。収納イメージ法は来談者のリソースとの相互作用によって、非常に味わい深い展開を見せてくれます。また本書の発想だけではなく、引用されている先生方を見るとタレント名鑑ばりのバラエティさと堅実な支持を様々な“感じ”で感銘をうけさせてくれます。2019/11/30

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