精神分析臨床を生きる―対人関係学派からみた価値の問題

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422114217
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3011

出版社内容情報

精神分析関係の著作の多くは、臨床実践を扱うものでも抽象的・理論的なものが多いが、本書は、治療者と患者の「感情」の問題に焦点を当て、そこにうごめくパーソナルな資源をどのように患者の援助に用いていくかを考察する。わが国では個人の価値観や考え、感情を控え、極力「無」になるべきであるとする姿勢が強調されることが多いだけに、本書の主張は、日本の心理臨床に欠けている側面を明らかにするとともに、大きな示唆を与えてくれる。

【著者紹介】
サンドラ・ビューチュラー
ウィリアム・アランソン・ホワイト研究所訓練分析家、精神分析スーパーヴァイザー、コロンビア長老教会医療センタースーパーヴァイザー、現代心理療法研究所スーパーヴァイザー、Contemporary Psychoanalysis誌編集委員、希望、孤独、喜び、喪失といった精神分析における感情をテーマに、さまざまな論文を書いてきた。

【監訳者紹介】
川畑直人(かわばた なおと)
1987年、京都大学大学院博士後期課程中退。
現在、京都文教大学教授。教育学博士。W.A.ホワイト研究所精神分析家。同児童青年心理療法家。
著書、『心理臨床家アイデンティティの育成』(編著、創元社)、『傷つけ傷つく青少年の心』(共著、北大路書房)ほか。訳書、パイン『欲動、自我、対象、自己』(監訳、創元社)、パイン『臨床過程と発達』(共訳、岩崎学術出版社)。

鈴木健一(すずき けんいち)
1996年、広島大学大学院博士課程単位取得退学。
現在、金沢大学保健管理センター准教授。博士(心理学)。臨床心理士。W.A.ホワイト研究所精神分析家。
著書『新版心理臨床家の手引き』(分担執筆・誠信書房)

【訳者紹介】
椙山彩子(すぎやま・あやこ)
2004年 、国際基督教大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学。ペンシルバニア大学医学部付属サイコセラピー研究センター研修員。臨床心理士。
現在、スクールカウンセリング、およびKIPP桃山心理オフィスで精神分析的心理療法の実践に従事。

ガヴィニオ重利子(ガヴィニオ・えりこ)
2003年ウェブスター大学大学院カウンセリング修士課程修了。臨床心理士。
現在、京都市スクールカウンセラー。京都文教大学臨床心理学部非常勤講師。

内容説明

臨床家は、自身の目指す理念や、一人の人間としてのパーソナルな経験、価値観を心理的援助に生かせるか?本書は、これまで「中立性」が重視されてきた精神分析の伝統への一つの大きな挑戦である。

目次

序章 臨床的論考に向けて
第1章 好奇心
第2章 希望
第3章 親切
第4章 勇気
第5章 目的感覚
第6章 感情のバランス
第7章 喪失に耐える力
第8章 統合性
第9章 理論を生かす

著者等紹介

ビューチュラー,サンドラ[ビューチュラー,サンドラ][Buechler,Sandra]
ウィリアム・アランソン・ホワイト研究所訓練分析家。精神分析スーパーヴァイザー。コロンビア長老教会医療センタースーパーヴァイザー。現代心理療法研究所スーパーヴァイザー。Contemporary Psychoanalysis誌編集委員。希望、孤独、喜び、喪失といった精神分析における感情をテーマにした論文多数

川畑直人[カワバタナオト]
1987年、京都大学大学院博士後期課程中退。現在、京都文教大学教授。教育学博士。W.A.ホワイト研究所精神分析家。同児童青年心理療法家

鈴木健一[スズキケンイチ]
1996年、広島大学大学院博士課程単位取得退学。現在、金沢大学保健管理センター准教授。博士(心理学)。臨床心理士。W.A.ホワイト研究所精神分析家

椙山彩子[スギヤマアヤコ]
2004年、国際基督教大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学。ペンシルバニア大学医学部付属サイコセラピー研究センター研修員を経て、現在、スクールカウンセリング、およびKIPP桃山心理オフィスで精神分析的心理療法の実践に従事。臨床心理士

ガヴィニオ重利子[ガヴィニオエリコ]
2003年ウェブスター大学大学院カウンセリング修士課程修了。臨床心理士。現在、京都市スクールカウンセラー。京都文教大学臨床心理学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ポカホンタス

2
対人関係学派の精神分析家による論考。精神分析に必要な、好奇心、希望、親切、勇気、目的感覚、感情のバランス、喪失に耐える力、統合性、などについての考察。どれも人生の価値を決める重要なポイントであり、アリストテレスが再三引用される。総じて、精神分析という狭い世界に閉じこもることなく、「よく生きるとはどういうことか」について、オープンに、人生論的な平易な言葉を使って、情熱的に、自己開示を厭わず語ってくれる。このような態度そのものが対人関係学派なのだ。納得の1冊。翻訳もいい感じの遊び感覚があって好感が持てた。2010/02/22

大裏主

0
鈴木健一先生の翻訳された本、ということで手に取った本。2011/07/04

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