京大心理臨床シリーズ<br> 心理療法における終結と中断

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京大心理臨床シリーズ
心理療法における終結と中断

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  • サイズ A5判/ページ数 259p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422113135
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3311

出版社内容情報

治療の終わりを論じることは、いかに治療を継続するかを考えるための大いなる参考となる。本書は事例から具体的に考察を深めていく。

心理療法の治療がいかに終わりを迎えるかは、対象をいかに手放すか、あるいは人生をいかに終わるかという問題とも通底する。治療の終わりについて論じることは、いかに治療を継続するかという問題を考えるための大いなる参考となる可能性もある。本書は各章に事例を取り入れ、より具体的に考察を深めていく。本巻は松木邦裕教授のご退職を記念するとともに、心理療法の根本的問題を問い続ける観点を提示する書籍として刊行された。

「京大心理臨床シリーズ」の刊行にあたって
はじめに 松下姫歌

序章 心理療法の終結に至るまでの諸局面と終結――精神分析臨床からの探究……松木邦裕

第1章 精神分析的心理療法における終結
1……心理療法の終結に関する検討――統合失調症を抱えるクライエントとのかかわりから……??橋靖恵
2……心理療法の終結を考え、体験すること――その難しさと意義……日下紀子
3……治療の終結における力動――別れることと限りあること……木下直紀

第2章 諸領域における終結とその問題
1……期間限定の精神分析的心理療法における「しつらえられた終わり」――その転移状況とクライエントの心的作業、およびセラピストの分析的態度とマネージメント機能との両立を巡って……北岡征毅
2……学生相談における終結についての一考察――学生から大人の世界への架け橋の時期に為される期限付きの心理療法……森田健一
3……思春期・青年期における「不完全な分析」の終結――最後の面接から生まれるもの……根本眞弓
4……別れの悲しみを抱えることについて――卒業という外的契機による中断……山口昂一
5……末期癌を生きるクライエントとの心理療法における終結……清水亜紀子
6……児童養護施設の終結事例における分離過程についての一考察――別離から分離ヘ……江城 望

第3章 初心者における終結と中断をめぐる問題
1……治療者都合の終結によって生じる転移・逆転移の一側面――アンドレ・グリーンの「デッドマザー」によせて……堀川聡司
2……イニシアル・ケースの中断から学ぶ――逆転移夢を読み解く……西尾ゆう子

終章 心理療法の終結、中断、あるいは「自然終結」……岡野憲一郎

おわりに

目次

序章 心理療法の終結に至るまでの諸局面と終結―精神分析臨床からの探求
第1章 精神分析的心理療法における終結(心理療法の終結に関する検討―統合失調症を抱えるクライエントとのかかわりから;心理療法の終結を考え、体験すること―その難しさと意義;治療の終結における力動―別れることと限りあること)
第2章 諸領域における終結とその問題(期間限定の精神分析的心理療法における「しつらえられた終わり」―その転移状況とクライエントの心的作業、およびセラピストの分析的態度とマネージメント機能との両立を巡って;学生相談における終結についての一考察―学生から大人の世界への架け橋の時期に為される期限付きの心理療法;思春期・青年期における「不完全な分析」の終結―最後の面接から生まれるもの;別れを体験することを考えること―治療者に投げ込まれた悲しみと痛みを巡って;末期癌を生きるクライエントとの心理療法の終結;児童養護施設の終結事例における分離過程についての一考察―別離から分離へ)
第3章 初心者における終結と中断をめぐる問題(治療者都合の終結によって生じる転移・逆転移の一側面―アンドレ・グリーンの「デッドマザー」によせて;イニシャル・ケースの中断から生きた転移/逆転移を学ぶ―セラピストの見たmourningの夢)
終章 最後に―心理療法の終結、中断、あるいは「自然終結」

著者等紹介

松木邦裕[マツキクニヒロ]
京都大学大学院教育学研究科教授。日本精神分析協会正会員

岡野憲一郎[オカノケンイチロウ]
京都大学大学院教育学研究科教授。博士(医学)。精神科医、精神分析家

松下姫歌[マツシタヒメカ]
京都大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育学)。臨床心理士

高橋靖恵[タカハシヤスエ]
京都大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育心理学)。臨床心理士、家族心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。