心理臨床学モノグラフ
病体と居場所感―脳卒中・がんを抱える人を中心に

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  • サイズ A5判/ページ数 211p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422113074
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3311

内容説明

本書における研究の対象として取り上げた脳血管障害、悪性腫瘍は、中高年者にとっては日常的な話題にのぼる疾患であり、生きることの意味を深く投げかけるものの一つである。罹患者が多いにもかかわらず、日常の関心事としては遠ざけられがちだという事実もある。本書での具体的な事例検討を通して、これらの疾患に罹患した人々のこころの痛みや、再度生きていこうとするこころの歩みを考えてみることが、人が生きることの意味について考える一つのきっかけになるだろう。

目次

第1章 問題と目的
第2章 方法
第3章 脳血管障害後遺症を抱える中高年者の自己確認作業と居場所感
第4章 悪性腫瘍を抱える中高年者の自己確認作業と居場所感
第5章 居場所感から見た慢性身体疾患を抱える中高年者への心理的援助
第6章 総合的知見および今後の課題

著者等紹介

中原睦美[ナカハラムツミ]
1999年名古屋大学大学院教育学研究科発達臨床学専攻博士課程後期課程満期退学。2002年教育学博士。椙山女学園大学非常勤講師、文部省委託研究事業スクールカウンセラー、皇学館大学学生相談カウンセラー、愛知淑徳大学学生相談カウンセラー、国立中部病院外科臨床心理士、財団法人長寿科学研究財団リサーチ・レジデント。現在、札幌学院大学人文学部助教授、臨床心理士。専攻は、臨床心理学・ロールシャッハ法
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